税理士試験に必須のアイテムといえば電卓ですね。
私の税理士試験受験生活は2001年から2009年までの8年間でしたが、その間何台か電卓を試行錯誤していました。
電卓はSHARP派とカシオ派に分かれますが、私は最初に使った電卓がSHARPだったという理由でSHARP派です。
カシオはSHARPと違って「0」の位置がズレているので、乗り換えづらかっただけで単なる食わず嫌いです。
目次
SHARP COMPET CS−2128R
私が税理士業界に入る前の簿記の2級を受験していた頃は、10ケタまでしか表示されない一般的な電卓を使っていました。
一番最初に勤めた事務所の先輩に「電卓は12ケタのもので高速早打ちに対応しているものがいいよ」というアドバイスを受け、購入したのがこの電卓です。
シャープのCOMPET CS−2128R
当時の価格で5,000円くらいしたでしょうか。
いまではすっかりセピア色に変色していますが、簿記論、財務諸表論まではこの電卓を使っていました。
この電卓は日数計算ができるということでススメられたのですが、結局あまり使いませんでしたね^^;
それでも、今、あらためて触ってもキータッチの感触はよく、スピードも早いので電卓の性能としてはピカイチです。
この電卓を使わなくなった理由は、税理士試験の試験会場の机だとスベってしまって不安定だったからです。
この電卓は、液晶の角度がチルトではなく、スタンドで調整するタイプで裏面のゴムが2箇所しかありません。
グリップ感がイマイチで、スタンドを立てるとキーボードと机の角度が並行でないからなのかスベりやすいのです。
普段勉強をしている机や専門学校の机だとそんなことはないのですが、当時の試験会場の大阪学院大学の机だと相性が悪いのかスベってしまうのです。
税理士試験でスベるってシャレにならないので、性能的には優れていたのですが、お蔵入りになりました。
なお、この何か削られているのは、アンサーチェックという文字です。
「検算機能がある電卓を使ってはいけない」という噂が当時あったので削って消していました。削ったからといってアンサーチェックの機能が消えることはないですが^^;
ただ噂だったようで、検算機能というのは「遡って画面上で計算式や計算過程を確認できる機能」のことであって、アンサーチェック機能のことではありません。
国税庁のHPにも書いてありました。
「計算過程を遡って確認できる機能」とは、例えば、本人が入力した計算式や計算過程を記憶し、遡って画面上で計算式や計算過程を確認できる機能をいい、計算結果(答)のみを確認する機能(アンサーチェック(検算)機能(1回前の計算結果と答えを自動的に照合できる機能))はこれに該当しません。
SHARP ELSI MATE EL−339M
2代目は同じくSHARPのELSI MATE EL−339Mです。
この電卓はCS−2128Rよりも一回り大きく、かなり場所は取りますが、液晶がチルト式で、底面のゴムも4つあり、キーボードが机と平行なので、キーを叩いていてスベることはありません。
ただ、キーの反応はCS−2128Rよりも少し遅く、キータッチの感触も安っぽい感じがします(実際CS−2128Rよりも値段は安かったです)。
私はそんなに電卓を叩くのは速くないので、そこまで気になりませんが、電卓を叩くのが速い人はイライラするかもしれません。
安定感で選んだ一台です。
やはりネックなのはこの大きさです。
現在はどうか知りませんが、当時の税理士試験の会場の机はそんなに広くなく、スペースが限られています。
大阪学院大学のときは、大学によくあるタイプの横に長い机でしたのでまだ良かったのですが、関西大学のときはひとり1台の机で狭く、しかも微妙にイスと机の高さが合っていなくて苦戦しました(イスと机の高さは電卓には関係ないですが^^;)。
なので、この大きさが原因で別の電卓に変えることになりました。
SHARP ELSI MATE EL−337M
3代目の電卓は税理士試験用に買ったというより、仕事で使っていた電卓を試験にも使いまわしただけです。
この電卓のいいところはコンパクトさです。
EL−339Mと比べるとふた回りぐらい違いますね。
多くの受験生もこのサイズに電卓を使っているのではないせしょうか。
レスポンスもEL−339Mより速く、値段は2,000円ぐらいでしたがキータッチ感も安っぽくないです。
そしてEL−339Mと同様に底面に4つのゴムがあり、キーボードも机と並行になるので安定しています。
ただ、私が気になるのはクリアキーの「C・CE」の位置です。
私は右手で電卓を打つのでクリアキーが自分の体に近いほうが打ちやすいのですが、このEL−337Mは電卓の向かって右側にクリアキーがありますので打ちにくいんです。
この位置だと押しやすいです。
あと+とーの位置もCSー2128RとEL−339Mの縦並びと違って横並びですが、これはそれほど気になりませんでした。
このことがあったので、EL−339Mに戻したりした時期もありましたが、最終的にはこの電卓で最後の所得税に合格しました。
ただ、試験会場には、もしものときのサブ機としてEL−339Mも帯同させていました(今回のWBCの炭谷のように)。
まとめ
電卓は自分に合うものに出会わないと放浪の旅を続けてしまいますね。
私も8年間でかなりジプシーしました。
最近は電卓を物色することもないので、最新機種はどんな感じか分かりませんが、私の理想としては、最初のCS−2128Rの性能で、2つ目のEL−339Mのような安定感があればベストですね。
税理士受験生の皆さんも自分に合ったいい相棒を見つけましょう。
◆編集後記◆
今回ブログを書くにあたって、久々にCS-2128Rを使ってみたら使いやすかったので復活させることにしました。
今使っている机は滑りにくいので、この電卓の欠点が気になりません。
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山端一弥
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