先週でパ・リーグ各球団との対戦が1巡し、現在の各チームの戦力の状況が見えました。
勢力図としては、昨年のAクラスとBクラスが入れ替わった状況で、やはり故障者の多いチームは低迷し、故障者の少ないチームが上位にいる状況ですね。
そんな中、ライオンズは故障者も比較的少なく、日程も緩いため先発投手のコマ不足が露呈せず、12試合を終えて7勝5敗とまずますのスタートをきりました。
目次
2017年4月11日〜4月12日 対楽天イーグルス
好調首位楽天との2連戦でしたが、11日の試合が雨で中止になりましたので、12日の1試合のみとなりました。
4月12日
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 0 | 2 | 2 | 2 | 1 | 0 | 0 | 3 | 10 |
楽天 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 5 |
ここまで7勝1敗の首位楽天との試合で、しかも相手先発は則本ですから、厳しい戦いが予想されましたが、フタを空けてみれば二桁得点の快勝となりました。
淡白な攻撃が多い西武打線ですが、この日は則本に球数を投げさせようとする意図が見え、特に今シーズン初めてスタメンに入った渡辺直人が、粘って球数を投げさせた上に3安打と目立っていましたね。
浅村の1試合5安打、中村の今シーズン初のおかわり弾と派手な場面もありましたが、この試合のポイントは4回裏の無死1・2塁からの大石の起用ですね。
ここで大石が好投し、見事な火消しをしてくれたことで流れが西武に傾きました。
投打が噛み合った見事な勝利でした。
ただ、今年の楽天は手強いなと感じさせるゲームで、来週の火・水も2連戦がありますので、気を引き締めなくてはいけないないと感じた一戦でした。
2017年4月14日〜4月16日 対千葉ロッテ・マリーンズ
4月14日
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 3 |
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 |
4月15日
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
4月16日
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 2 | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 10 |
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 |
千葉ロッテとの今シーズン初の3連戦でした。
ここ数年、千葉ロッテとの戦いはほぼ互角の戦いが続いており、CSの最後のイスをかけて戦うこともありました。
毎年、埼玉vs千葉のライバルシリーズなんてのもやってます。
まあ、関西在住の私としては、この2県の対抗意識がどれだけあるかピンと来ないんですが、関西でいうと奈良vs和歌山といったところでしょうか(ちょっと違うかな?)。
しかし、この3連戦、結果的には2勝1敗で勝ち越したものの、紙一重の戦いでした。
初戦は9回2死からメヒアの逆転2ランでもらったと思ったのも束の間、1死満塁のピンチをなんとか踏ん張っての勝利。
2戦目は野上が8回1失点と好投したものの涌井を捉えきれず、3戦目は投打ともに圧倒しましたが、初戦がほんと最後までどっちに転ぶかわからない試合で、下手したら1勝2敗だったかもしれません。
まあ、現状、千葉ロッテの打線が低調だったこともあって勝ち越しましたが、今年も競った展開になりそうな感じでしたね。
この3連戦で目立ったのは1試合4本のタイムリーを放ったりした新キャプテンの浅村ですが、影の主役は大石ではなかったでしょうか。
辻監督もたたえていましたが、1戦目の8回裏に登板してリズムよく10球で3者凡退にしたあとに、メヒアの2ランで逆転劇を呼び込みました。
よくピッチングから攻撃のリズムを作るといいますがこういうことなんでしょうね。
最速150キロ超のストレートが武器だった大石も、今では140キロぐらいしか出ていませんが、なぜか不思議とファウルになったり空振りしたりとマジカルストレートと呼ばれるスピンの利いた球を投げて、自分のスタイルを築き上げました。
一時期は野手転向を打診されたこともあったようですが、それを断って投手にこだわって本当に良かったですね。
先週のまとめと今週の展望
先週は5試合の予定だったうえに、1試合が雨で流れて4試合となりました。
結果的には3勝1敗と2つの勝ち越しを作れたのは良かったです。
私はシーズン143試合を、12試合×11+11試合で考えていて、12試合をひと塊で見ています。
そして、その12試合7勝5敗でいけば、最終的に貯金が23、24ぐらいになるので、これであればCSはもちろんのこと優勝さえ狙えます。
大型連勝はいらないから、とにかくこの7勝5敗ペースを守っていってほしいなあと毎年思うわけですが、ここ数年はシーズン序盤でこのペースが崩れていました。
今年は、まず最初の12試合を7勝5敗で乗り切りましたので、まずは第一関門突破というところでしょうか。
もし、7勝5敗ペースが崩れたら、13試合×11=143試合で考える7勝6敗ペースで行けばいいです。そうすれば貯金は11ですからCSぐらいは突破できます。
今後も、このペースを維持しているかでペナントレースを見ていきたいと思います。
さて、今週は楽天と2連戦、日本ハムと3連戦の計5試合です。
首位を快調に走る楽天のとの2連戦は重要で、2つ負けるようなことがあると5ゲーム差になりますから、最低でも1つは勝っておきたいところです。
相手先発は、ともに苦手としている辛島と則本ですから、しんどい試合になりそうですが果たしてどうなるか。裏ローテの多和田と高橋光成は心配しかなくて不安ですが。
週末の日本ハムは大谷をはじめ主力が故障しているうえ勢いもなくチャンスですが、油断は禁物ですね。
◆編集後記◆
だいぶ暖かくなってきましたが、寒がりの私は足元のアンカだけはまだ手放せず。
足の裏を温めておくと気持ちいいんですよね。
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山端一弥
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