先週は、オリックスと千葉ロッテとの対戦で、どちらもBクラスのチームですが、予想される先発が苦手なピッチャーばかりと、額面どおりには行かない予感がプンプンするのですが、どうなったでしょうか。
目次
2017年7月25日〜7月27日 対オリックス戦
今季3勝8敗と相性の悪いオリックスで、しかも火曜日から木曜日に対戦しているときには一度もまだ勝っていないという状態です。
苦手なピッチャーを当てられているというのもありますし、外国人打者を含めてやたら西武戦になったら打つ人(西野とか)がいたりするのが原因なのですが。
7月25日
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Bs | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 |
L | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 3 | 0 | X | 7 |
そして初戦も案の定、苦手のディクソンが立ちはだかります。
ここ2年ほど勝てておらず、しかも西武の本拠地のメットライフドームの方が得意という相手ということで、勝てるイメージがありません。
この日も先発の十亀が初回にいきなり先制点を献上し、このままジリジリ引き離されるパターンが脳裏をよぎりましたが、ただ、この日は球数は投げさせていましたので、5・6回あたりで100球近くなって、バテたところを捕まえられたら勝機はあるかもしれません。
と思っていたら、4回に中村が同点ソロ。
5回に秋山、源田の連続タイムリーで4-1と勝ち越し、この回で天敵ディクソンをノックアウト。
ところが、吉田正尚の豪快な1発で、まだ油断できない感じになりました。
吉田正尚は本当にいいバッターですね。スペ体質が改善されたらとんでもない打者になりそうです。
ただ、それも杞憂に終わり、7回に金子、秋山、源田、浅村の4連打で3点を追加して勝負がつきました。
秋山が4打数4安打2打点をはじめ、9番金子、1番秋山、2番源田、3番浅村の4人で11安打中10安打ですから、この金子から始まる流れは相手にしたらイヤでしょうね。
そしてこの試合も秋山と浅村がともにマルチ安打(複数安打)になり、大量得点につながりました。
7月26日
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Bs | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
L | 2 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | X | 6 |
オリックスは2戦目も苦手な松葉が先発でしたが、西武先発の岡本洋介が初回に小谷野に先制2ランを浴び嫌な展開に。
ところがその裏に中村が2戦連発の2ランですかさず同点に追いつきます。
岡本洋介も毎回のようにピンチを迎えますが、最後の1本は許さずガマンのピッチング。
すると4回に山川、岡田のタイムリーで3点を追加し、5回にも中村のタイムリーで苦手の松葉から6点を取りました。
岡本洋介も5回まで何とか初回の2点に抑え勝ち投手の権利を持ってマウンド降り、武隈、シュリッター、牧田、増田のリレーで逃げ切り、岡本洋介は先発ローテに入って4連勝となりました。
今回は、決して内容はよくなかったんですが、勝運を持っているピッチャーはこんなもんなんでしょうね。
そして今回は牧田とシュリッターの継投の順番が変わりました。
おそらく打順を考えてのことだったんでしょう。
左の吉田正尚から始まる7回はシュリッターで、右から始まる打順では牧田でという使い方が、今後もされるのでしょう。
7月27日
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Bs | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
L | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | X | 2 |
3戦目は菊池と山崎福也の投手戦になりました。
菊池は初回から3奪三振の滑り出しで、前回の対戦で狙われていたストレートではなく変化球主体のピッチングでした。
対する山崎福也もいいピッチングで、西武も初回に秋山が2塁打で先制のチャンスを作りますが、源田のショートゴロで秋山が飛び出し挟まれて走塁死し、源田もアウトで先制のチャンスを潰してしまいました。
それでも、3回に2死満塁から浅村の内野安打で先制し待望の先制点を取ります。
そしてこの試合のポイントになった5回表のオリックスの攻撃です。
ヒット、野選、死球で迎えた無死満塁のピンチで、まず、西野を浅村のギリギリのナイスプレーでホームで封殺。
そして怖い吉田正尚を1-2-3のダブルプレーでピンチを切り抜けます。
その後は、8回には中村の3試合連続のソロで待望の追加点を取り、8回シュリッター(ちょっちピンチもありましたが)、9回増田の完封リレーで6連勝となりました。
最近の増田のピンチングはストレート勝負になって、以前よりも安心感が増しましたね。
苦手だったオリックスとの対戦成績も6勝8敗となりました。
今年はこのカード、どちらもスイープばっかりですね。
2017年7月28日〜7月30日 対千葉ロッテ戦
最下位の千葉ロッテ相手ですが、この3連戦は涌井、二木、石川と苦手なピッチャーばかりの先発が予想されますので、順位ほどの楽な試合にはならないだろうなと思います。
そしてビジターながらも、この試合も6連勝中の炎獅子ユニーフォーム。
炎獅子の勢いがどこまで続きますか。
7月28日
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
L | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 5 |
M | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 |
初回に浅村の2ランで先制する幸先のいい展開になり、2回にも四死球で無死1・2塁のチャンスをもらいますが、炭谷がバント失敗の後、併殺でチャンスをつぶします。
すると西武先発の野上が、3回にバッテリーエラーとスクイズで追いつかれ、5回には先ほどスクイズを決めた加藤翔平に2点タイムリー3塁打を打たれ勝ち越しを許します。
涌井も3回以降は調子を取り戻し、6回まで2失点に抑えます。
ところが7回に先頭の栗山に1球投じたところでアクシデントが発生。
どうやら脚をつったようで無念の降板となりました。
そしてこれがこの試合の流れを変えます。
急遽マウンドに上ったロッテ2番手南から、栗山がソロホームランで1点を返します。
そして1点差のまま迎えた9回表。
ロッテのマウンドには抑えの内ではなく、なぜか大谷(二刀流ではなく幕張の海坊主の方です)が。
内はどうやら首を寝違えたようで、これは西武にとってはチャンスです。
正直、内なら難しいかなと思っていたのですが、これならもしかしたら。。
すると先頭の山川が四球で出塁し、続く外崎もバントではなく強行で無死1・2塁のチャンスを作ります。
ここで岡田のバントがダッシュしてきたファーストの前に転がり3塁へ送球され、タイミングはアウトでしたが、3塁の中村奨吾の足が離れたためオールセーフに。
そして金子侑司の犠牲フライで同点に追いつき、秋山四球のあと源田が決勝の犠牲フライでついに逆転します。
9回裏は守護神の増田が、先頭の井口に2塁打を許すものの、後続をストレートで押して抑え、逆転勝利となりました。
苦しい試合をものにして、7連勝となりました。
7月29日
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
L | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 | 6 |
M | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
2戦目は西武多和田、ロッテ二木の投げ合いで中盤までは投手戦になりました。
多和田は課題の立ち上がりを、3者三振と上々の滑り出しを見せます。
ロッテ先発の二木もいい球を投げていました。
3回に源田の先制タイムリーで1点を取るも、その後は膠着状態になります。
そして迎えた7回表、先頭の山川が四球で出塁。
次のバッターは外崎と、前日の試合の9回表と同じような展開でしたが、この試合は外崎が送りバントで走者を進め、岡田、金子が連続四球を選び、1死満塁で秋山を迎えます。
ここで秋山がライト前タイムリーで1点追加し、さらに源田の犠牲フライでもう1点追加し、3-0となります。
その裏、多和田が三者連続三振の力投で、ゲームの流れを完全にものにし、9回にも3点を追加して結局6-1で勝利となりました。
多和田も先発復帰後は3連勝と、昨年同様、後半戦に力を発揮していますね。
7月30日
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
L | 1 | 0 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 |
M | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 |
今シーズンは調子が悪いとはいえ、昨年までさんざんやられた石川がロッテの先発です。
最近の登板では、一時期よりは復調しゲームメイクできているので、どう攻略するか。
初回からゲームが動きます。
秋山の内野安打と相手エラーでもらった1死1・3塁のチャンスに、4番中村がサードゴロも必死に走って併殺崩れの間に1点を先制。
西武先発のウルフが2回にサントスに同点ソロを浴びますが、3回に四球絡みでもらったチャンスに、5番抜擢の山川が2点タイムリーツーベースで勝ち越し。
そして下位打線の3連打で4点追加し、この回6点のビッグイニングとなりました。
先発のウルフは調子はイマイチでしたが、悪いなりに粘って、打線の援護もあり、5回2失点でゲームを作れば、リリーフ陣もロッテの反撃を1点で食い止め、最後は増田が圧巻の三者連続三振で締めました。
これでなんと9連勝。しかも炎獅子ユニーフォームになってからです。
先週のまとめと今週の展望
先々週から始まったライオンズフェスティバル2017炎獅子。
炎獅子ユニーフォームを着用して、これで9連勝となりました。
炎獅子ユニーフォームは8/17までで、計24試合のみなんですが、このまま終わらしてしまうのは実にモッタイナイ。
ここぞという試合やCSでも使ってほしいなあと思いますが、どうなりますか。
先週は苦手な投手ばかりの対戦でしたが、それを撃破しての連勝で価値のある連勝となりました。
そして今週は試練の6連戦となります。
ここまでの9連勝は、日本ハム、オリックス、ロッテと下位チームとの対戦のもので、本当の真価は今週の楽天、ソフトバンクとの6連戦で問われます。
この6連戦次第では、上位2チームの背中も見えてくるかもしれません。
ただし対戦するピッチャーも辛島、則本、岸、千賀、武田が予想されますので、厳しい戦いにはなりそうですし、仮に2勝1敗ずついってもそれぞれ1ゲームずつしか詰めれませんので、やはり7ゲーム差というのカンタンな差ではありませんが。
まだまだ夢を見させてほしいものです。
◆編集後記◆
準備運動でも軽いダッシュは大切ですね。
準備運動不足のせいか、草野球でフトモモを痛めてしまいました。
軽い肉離れのような。。
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山端一弥
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