使い勝手がいいので勤務時代からずっと使っている弥生会計ですが、以前から仕訳一括置換機能があればいいのにと思っていました。
そして、ついにやっと新バージョンの弥生会計18からついに仕訳一括置換機能が搭載されることになりました。
目次
仕訳一括置換機能とは
仕訳一括置換機能とは、特定の仕訳の共通する部分AをBに一括でまとめて変換する機能のことをいいます。
例えば、交際費の勘定科目をまとめて会議費に変換することや、消費税の税区分を課税売上から非課税売上にまとめて変換するといった使い方ができます。
最近はやりのクラウド会計ソフトであるMFクラウドやfreeeでもこの一括置換機能はありますし、私が最初に勤めた税理士事務所で使っていた当時の縦画面でモノクロのJDLでさえ、この機能があったのですが、なぜか弥生会計ではなかったんですよね。
なので、今までは弥生会計でまとめて変換したい項目があるときは、ひとつずつ訂正するか、一旦、仕訳をエクスポートしてCSVデータにし、そのCSVデータをExcelの置換機能でまとめて変換し、弥生会計でエクスポートした仕訳を削除してから、そのCSVデータを弥生会計に取り込むといったことをしていました。
この方法だと一旦仕訳を削除するので神経を使いますし、振替伝票が混じっているとまとめて仕訳を削除できなかったり、使い勝手はよくありませんでした。
今回の仕訳一括置換機能は、そんな不満を解消できる機能になっています。
仕訳一括置換機能の使い方
ではさっそく使ってみましょう。
仕訳の一括置換は、仕訳日記帳からでも総勘定元帳・補助元帳からでも、現預金出納帳からでも使うことができます。
1.置換対象の仕訳の絞込
今回は、仕訳日記帳で交際費から会議費に変換するのを例にして説明します。
まず、置換対象の仕訳を絞り込み機能か検索機能で絞り込みます。
このような仕訳のうち
借方が交際費のものだけ絞り込みます。
2.一括置換の実行
画面の上部に今回新たに配置された【置換】ボタンをクリックします。
【仕訳一括置換】という画面になり、【置換設定】というウィンドウが開きます。
置換対象は、「日付」「科目」「税区分」「税計算区分」「付箋」「摘要」があり、今回は「科目」を使います。
そして置換後の科目を会議費に設定して下の「OK」をクリックします。
するとこのよなメッセージが出てきます。この段階ではまだ置換は完了していません。
この段階では、置換前タブと置換後タブで切替ができ、置換前と置換後の内容を確認できます。
最後に画面右上にある【登録ボタン】をクリックすると
バックアップのウィンドウが開いて一括置換前のデータをバックアップできます。
OKをクリックすると一括置換が完了します。
念のため確認すると一括置換ができていました。
総勘定元帳や補助元帳から一括置換をするときは、借方・貸方の勘定科目に関係なく一括置換できます。
例えば、交際費の総勘定元帳の画面では相手勘定科目しか表示されていませんが、交際費の勘定科目を置換することもできます。
まとめ
今回の新機能によって、私個人的には、消費税区分や摘要の一括置換ができるようになることがうれしいですね。
今までは、ゲーミングマウスのボタンに【ctrl+F→下】というキーを割り付けて、高橋名人ばりに連射していたのですが、もうそれもしなくて済みそうです。
この仕訳一括置換機能が搭載されたのは、クラウド会計ソフトの躍進も影響があるのでしょうか。
◆編集後記◆
今までは弥生会計のバージョンアップのときの新機能には注目していなかったのですが、ブログネタになるものがないかなと調べてみたら、仕訳一括置換機能があることに気づきました^^;
こんな記事も読まれています
山端一弥
最新記事 by 山端一弥 (全て見る)
- 2021年シーズン開幕! - 2021年3月29日
- 【青の獅子標】終戦!CS進出ならずも。。 - 2020年11月10日
- 【青の獅子標】勝負の9連戦 - 2020年11月2日
- 【青の獅子標】3連覇消滅も新たな目標へ - 2020年10月26日
- 【青の獅子標】求む。打線の奮起 - 2020年10月20日