先週で今シーズンの全日程が終了しました。
2位争いではありますが、シーズン終了間際での天王山となった対楽天戦。
エースの躍動と今年台頭してきた若手の活躍が光ったゲームとなりました。
目次
2017年10月2日〜10月3日 対楽天戦
今シーズン最後の直接対決で、この試合が始まる前の時点でゲーム差は3ゲーム差。
1勝1分け以上で西武の2位が決まります。
楽天は崖っぷちの気持ちで戦ってくるでしょうから、西武はひとつ勝てばいいという気持ちから守りに入らないようにしたいところです。
10月2日
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
E | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 |
L | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
西武先発は十亀、楽天先発は則本。
試合は投手戦となり、試合が動いたのは4回。
新4番の山川の2ベースで作ったチャンスに、旧4番の中村のセンター前で待望の先制点を取ります。
そして5回にもチャンスを作ります。
この試合のポイントはこの回でしたね。
1死から秋山が3塁打でチャンスを作りましたが、源田が三振、浅村レフトフライで無得点。
この直後の6回に十亀がウィーラーに逆転2ラン浴びてしまいました。
5回に1点が入っていれば、十亀の気持ちも違っていたでしょうしね。
ウィーラーに打たれた球も決して甘い球ではないのですが、5回のチャンスをつぶしたことで、楽天に流れが行ってしまいましたね。
6回の2死満塁のチャンスでも無得点に終わったところで、このゲームは決まってしまいました。
やはりここ一番の則本の気迫あふれるピッチングは驚異ですね。
CSはシーズンとは別物と思っておかないといけません。
10月3日
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
E | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 |
L | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 5 | X | 10 |
初戦は相手が則本ということもあり、頭の中ではある程度負けを想定していましたが、エース菊池が投げる2戦目は必勝で、ここを落とすと1ゲーム差であっても、勢いで飲み込まれる可能性は大です。
西武先発は菊池、楽天西武先発は美馬。
ゲームは序盤から動きます。
2回にまさかの炭谷さんのソロホームランで先制。最近出番が減っていましたが、ここにきてイイ仕事をします。
ところが3回にちょっとヒヤッとした藤田の投内野安打で同点に追いつかれたあと、ペゲーロに勝ち越しタイムリーを打たれて1-2となります。
それでも、その直後の3回裏に山川の逆転2ランが飛び出し、すかさず3−2と逆転します。
しかし山川の打球はエグですね。私も京セラドームに観に行ったときに感じたのですが、ライナー性の打球がそのままスーッと吸い込まれるようにセンターのフェンスを直撃していました。
その後、お互い点を取り合って5−3で迎えた8回の攻防がこの試合のハイライトでした。
菊池がウィーラー、島内に連続四球を与えて無死1・2塁のあと、銀次のバント処理を菊池が3塁に投げるもセーフとなり、無死満塁のピンチ。
正直最悪の展開を想像してしまいました。
菊池もこの日は登板間隔が空きすぎたのか本調子ではなかった思いますが、それでもここからギアを上げて、代打の中川と足立を連続三振に。
そして嶋にはセンターへの大きな飛球でヒヤッとしましたが、秋山が抑えてこのピンチを切り抜けます。
「無死満塁は点が入らない」とはよく言ったものです。
そしてその裏に、炭谷さんの本日2本目の2ランのあと、源田のタイムリー3塁打、秋山の2ランでこの回5点を取り10−3で勝負が決まりました。
点差以上にハードなゲームとなりましたが、2位確保に向けて大きな1勝となりました。
翌日、楽天は千葉ロッテとの対戦で、0−1から9回に同点に追いつくも、そのまま延長12回ドローに終わりこの時点で西武のレギュラーシーズン2位が確定しました。
2017年10月5日 対日本ハム戦
10月5日
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
F | 3 | 2 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 8 |
L | 2 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 |
この試合がシーズン最終戦となります。
CSに向けて気持ちよく勝って向かいたいところでしたが。。
西武先発はウルフ、日本ハム先発は吉田。
ウルフも登板間隔が空いたからかよくありませんでしたね。
初回はエラーも絡みましたが、3回1/3を投げて5失点とCSに向けて不安を残しました。
一方、打線は点を取られてもすぐに取り返し、2回には森、中村の連続ホームラン。5回には山川がホームランを打ってついに6−6の同点に追いつきます。
ところが6回に高橋朋己が大田泰示に勝ち越し2ランを浴び、復帰後初失点。
このまま6−8で敗れ、シーズン最終戦を白星で締めくくることはできませんでした。
先週のまとめと今週の展望
先週は楽天との直接対決を1勝1敗で乗り切り、シーズン2位が確定。
レギュラーシーズンの全日程を終了し、79勝61敗3分という結果になりました。
首位ソフトバンクとのゲーム差は13.5差と開きましたが、3年連続Bクラスから脱却し、4年ぶりのCS進出と辻監督の1年目は、監督・選手ともによく頑張ってくれました。
そして今週の土曜日からCSファーストステージが始まります。
炎獅子ユニの再々登板が決まり、験を担いで最後の大一番に挑みます。
西武の先発は菊池、十亀は確定で、3戦目は野上?多和田?でしょうか。
楽天は則本・岸・美馬かと思っていたのですが、本日10日の先発が岸なので、ローテの順番からすると則本・美馬・岸となります。
スポーツ新聞によっては、3戦目が美馬と出ているものもあり、そうすると中4日になってしまうので岸が2戦目に先発することはなく、ロングリリーフ待機も考えられます。
そすると2戦目の先発は高卒ルーキーの藤平尚真の可能性もあります。
1度対戦して勝ってはいますが、個人的には、藤平尚真が来るとイヤだなと思っていたのですが。
初戦の菊池で勝てれば、ファーストステージ突破の可能性は非常に高くなりますが、逆に菊池で落とすと、2戦目・3戦目に岸がリリーフ待機しているとなると、厳しい戦いになりそうなので、初戦が本当に重要ですね。
さて、どうなりますか。
◆編集後記◆
急遽15日日曜日のCS2戦目を生観戦することになり、14年ぶりに西武ドームに行きます。
大阪に住んでいるとCSで西武の試合を生観戦する機会は、オリックスと西武がCSに進出して、かつ、オリックスが西武より上位に行かなければありません(過去にはありません)ので、貴重な体験です。
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山端一弥
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