【先週のライオンズ】野上の穴は大きいのか小さいのか

今年もFAで選手が退団してしまいました。

4年前には当時のエース涌井、昨年は岸、そして今年は野上と投手の流出が止まりません。

昨年はエースの岸が流出ということで相当の危機感がありましたが、エースではない野上の穴は大きいのか小さいのか考察してみます。

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目次

今年の野上

今年の野上は、11勝10敗・防御率3.63の成績で、1年間ローテションを守り、何とかギリギリながらも規定投球回も達成してくれました。

ギリギリといってもパ・リーグで規定投球回を達成したのは13人ですから、週1回登板が基本の現代野球では意味のあることです。

11勝はしているけでも10敗しているので、野上が抜けてもそれほど痛くないという声やFAで獲るほどの投手なのという声もあったりします。

11勝10敗の中身は?

勝敗だけ見ると11勝10敗で貯金は1つしか作れていません。

5回までは好投しているのに6回・7回に崩れて勝てないというのが野上のイメージではないでしょうか。

ただ、今年に関してはプロ入り初完封を含め6回・7回も踏ん張っている印象がありますし、ストレートのキレもよかったように思います。

そして10敗のうち、6回以上投げて3失点以下のいわゆるクオリティースタート(CS)だったのが、5回あります。

勝ちの11勝のうち打線の援護で勝ちがついた試合は、7/11の千葉ロッテ戦で6回を投げて4失点したときぐらい(それでも4失点)で、基本的には自分のピッチングで勝っているといえます。

そうすると、見た目は11勝10敗でも、ひとつ間違っていれば15勝6敗になっていたかもしれません。

それだけゲームを作っていたんですね。

野上の穴は小さいのか大きいのか

こう考えると、やはり野上の抜けた穴は大きいといえます。

1年間ローテを守れて、自分でゲームも作れて大崩しない投手がひとり抜けるのはやはり痛い。

昨年の岸はエースということもあり、皆危機感を持っていたと思うのですが、エースではない野上なので、岸のときほどの危機感がない可能性もあります。

そして岸が抜けた後の野上の流出なので、昨年よりも一層の危機感が必要です。

ただでさえ、今年は菊池、野上以外の若手投手の躍進がなかったわけですから、来年も躍進がなかったら恐ろしいことになります。

まとめ

何か今年の野上はひと皮むけた印象があり、ピークを過ぎたFA選手というよりは、これからピークを迎えるFA選手という感じがします。

巨人に行って活躍する可能性は十分にあるんじゃないでしょうか。

せめてもの救いが同一リーグのチームへの移籍じゃないこと。

まだ素直な気持ちで応援できます。

同一リーグにFA移籍した涌井や岸に対しては、いまだに複雑な感情がありますからね。

ライオンズでの通算成績 53勝56敗・防御率4.03。

これだけ見れば並の選手ですが、これから脂が乗る野上亮磨はこれ以上の活躍を新天地でしてくれるはず。

そう信じます。

ライオンズファンとしての興味は人的補償で誰を獲るかですが、左のいい投手が欲しいですね(内海はもうダメかな?)。

間違っても脇谷ではないことを祈ります^^;。

◆編集後記◆
最近、2歳の娘がこんな靴の置き方をします。

立体収納で省スペースを意識しているのでしょうか?

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山端一弥

大阪市阿倍野区の税理士です。 税理士事務所での10年間の修行を経て独立開業しました。 このブログは税務・会計・IT・趣味などについて「少しでも誰かの役に立てれば」という思いで書いています。 詳しいプロフィールはこちら