昨年1勝11敗だった鬼門のヤフオクドーム。
ここを克服しなければ優勝はありません。
今年はどうなるのか。大事なのは緒戦です。
目次
4月25日 VSソフトバンクホークス 3回戦
前日の北九州での初戦は雨で中止。
勢いがある今の状況でソフトバンクと戦っておきたかったですね。
この試合がどこに回るかはわかりませんが、シーズン後半に僅差のゲーム差という状況での対戦にならないことを祈るばかり。
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
L | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | 0 | 12 |
H | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 2 | 6 |
先発投手 西武・カスティーヨ ソフトバンク・バンデンハーク
スタメンは8秋山、6源田、4浅村、3山川、2森、5外崎、7栗山、DHメヒア、7金子侑。
初回、バンデンハークから点は取れなかったものの、25球投げさせた攻撃は良かったのかと。
まあ、2回は9球で終わってしまいましたが。
投手戦かなと思った3回にビッグイニングが発動。
内野安打と四球2つで2死満塁のチャンスをもらい、山川が満塁ホームラン。
これで終わらず外崎がレフトへ2ランと、この回一挙6点。
2本ともテラス席へのホームランでした。
バンデンハークから6点は大きかったですね。
そして6回。この日2回目のビッグイニング発動。
またも四球絡みでもらった1死満塁のチャンスで、源田、浅村の連続タイムリー。
そして山川がこの日2本目のホームランとなる3ランでこの回も6点。
12−1と点差が開いてカスティーヨも投げにくかったのか、四球4つで押し出しなど3点を失いました。
カスティーヨは結局四球が7個ですか。。
どうも5回あたりからつかまりやすい傾向にありますね。
むしろ初先発のときのように僅差のほうがいいピッチングをするのかもしれません。
これだけ点差が開いてもソフトバンク相手だと怖いのですが、そういう中でも若い伊藤翔に経験を積ませることができたのは収穫でした。
今季最初の鬼門・ヤフオクドームで大勝。
今年は違うぞというところを見せられたのかと。
4月26日 VSソフトバンクホークス 4回戦
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
L | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
H | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | X | 4 |
先発投手 西武・十亀 ソフトバンク・石川
スタメンは8秋山、6源田、4浅村、3山川、DH森、5外崎、7栗山、2岡田、7金子侑。
十亀もよかったんですが。
本当に6回の松田の1発なんですよね。
十亀は何でこうも松田に打てれるのか。
右サイドハンドの十亀ですから、左バッターに打たれるんなら分かるんですが、右の松田ですからね〜。
十亀のときはここ3試合援護がないというのもツキがないというのか何なのか。
あんなに点を取ってくれる打線が、十亀が登板した試合は7点、2点、2点、1点です。
勝ったのは最初の7点を取ってくれたときだけ。
2戦目の千葉ロッテ戦で、1塁への送球が大暴投になったときから、何かツキが逃げていってしまったんでしょうか。
打線は石川に3安打に抑えられ完敗でした。
与四死球も2と逃げずに立ち向かってこられると、なかなか点が取れません。
ビッグイニングを作るときは、たいがい四死球絡みですから、これがなければそうそう何点も取れませんね、
今季初のヤフオクドームは1勝1敗。
鬼門克服となるかどうかはまだわかりません。
やはり菊池がここで勝ってこそなんですよね。
雑誌の記事で見たんですが、菊池が楽天の細川から「お前の球はヤフオクドームでは見やすい」といわれたそうです。
だから、あんなに序盤から大量失点してしまうのかと納得してしまいましたが、こういう理由だと菊池がヤフオクドームを克服するのは難しいのかもと。
精神的なものなら克服する術もあるのでしょうが、物理的に見やすいとなるとどうしたものか。
半袖を長袖にしてみるとか視覚的に何かを変えてみるといいのではと、素人の発想ですが。
4月28日 VS楽天イーグルス 4回戦
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
E | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 3 |
L | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | X | 7 |
先発投手 西武・菊池 楽天・則本
スタメンは8秋山、6源田、4浅村、3山川、DH森、5外崎、7栗山、2炭谷、7金子侑。
前回の対戦と同じく菊池と則本のエース対決。
前回は序盤から乱打戦になりましたが今回はどうなるか。
菊池は初回、先頭打者は出しますが、次の渡辺直人が捕ゴロ併殺で乗り切れたのは大きかったですね。
前回は初回に3点取られているのでね。
その裏、秋山、源田、浅村の3連打でいきなり2点を先制と、この試合も乱打戦の予感がしましたが、その後は則本も立ち直り、一転して投手戦に。
菊池は6回71球でマウンドを降りましたが、これは次回中5日で登板するためとのこと。
一瞬アクシデントでもあったのかと思いヒヤッとしましたが。
2点差での交代とはベンチも思い切った采配ですね。
現状好調で貯金もたくさんあるからということなのか、打線が追加点を取る自信があるからなのか。
その思惑どおり7回にまたもビッグイニングがやってきます。
秋山のタイムリー3ベースのあと、浅村3ラン・山川ソロの連発でこの回5点。
則本相手でも容赦ないですね。
浅村はこの日4打数4安打4打点と、手のつけられない状態になってきました。
菊池のあとは平井、武隈、ワグナーはしっかり抑えましたが、小石がペゲーロ、茂木という左バッターにホームランを打たれたのはいただけなかったですね。
この日は菊池が今季初めて無失点に抑え、勝ってはいるもののイマイチ調子がよくなかった左腕にとっては収穫のあったゲームでした。
これで開幕から5戦5勝。次回も得意の楽天戦に登板予定ですから、6戦6勝の可能性は高いです(油断は大敵)。
則本は127球投げたので、次回は菊池VS則本の対戦にはならないかもしれません。
しかし、この9連戦中楽天と6試合やるんですよね。
絶好調なチームと絶不調なチームが短期間に6試合するとは。
楽天さんには悪いですが、この機に一気に勝ち星を量産しておきたいですね。
4月29日 VS楽天イーグルス 5回戦
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
E | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 |
L | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 | 6 | 5 | 0 | X | 16 |
先発投手 西武・多和田 楽天・藤平
スタメンは8秋山、6源田、4浅村、3山川、2森、5外崎、7栗山、DHメヒア、7金子侑。
多和田はここまで菊池と同じく開幕から4連勝中で、しかも内容は菊池よりもいいんですよね、
しかし、序盤はちょっと苦しかった。
初回は茂木と銀次にヒットを許して先制点を許しました。
ともに左バッターで逆方向のレフトへ持っていってましたから、なにかしら対策を立てていたのかもしれません。
3回の失点も、左の八百板にプロ初安打と初盗塁を許し、またまた左の藤田に上手く打たれて中前タイムリーで2点目を失います。
センターから逆方向という意識なんでしょうか。
対する楽天先発の藤平は今回対戦するなかでは一番イヤなピッチャーで、1・2回は簡単に打ち取られました。
ただ、それも2回までで3回は栗山の2ベースからメヒアのタイムリーで1点を返し、その後四球と内野安打で満塁として山川。
山川に満塁ホームランを期待しましたが、ここは冷静に見送って押出の四球を選びます。
打ち気にはやらないところが今の打線が好調な理由のひとつでしょうね。
自分が打たなくても後ろが打ってくれるという安心感が、好循環を生んでいるのかと。
同点に追いついた時点で流れは西武に傾きます。
5回は金子が左安で出塁し、2盗が送球ミスを誘い無死3塁のチャンス。
ここで今日2三振の秋山が三度目の正直のタイムリーで勝ち越し。
そして山川が2ランで5-2と一気にリードを奪います。
6回には2死ランナーなしから満塁のチャンス作って、浅村が走者一掃のタイムリー2ベース。
山川四球のあと森・外崎に連続タイムリーが出てこの回6点と、この日もビッグイニング。
もう打ちすぎで内容は省略しますが、7回もビッグイニングで5点取り16−2。
9回に伊藤翔がペゲーロに1発をくらいますが、いい勉強になったかと。
こういう展開だと控えの選手を使えたり、主力を休ますこともできるので、チーム全体にとってプラスになります。
ただ、大味や雑にならないようにはしないといけないですけどね。
4月30日 VS楽天イーグルス 6回戦
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
E | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
L | 1 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 5 |
先発投手 西武・榎田 楽天・池田
スタメンは8秋山、6源田、4浅村、3山川、DH森、5外崎、7栗山、2炭谷、7金子侑。
大量点を取った次の試合は淡白になることが多いライオンズですが、今年は次の日も容赦ないですね。
楽天先発は前回、プロ初勝利を献上した池田。
前回はウルフが初回から炎上して8失点という展開で、敗れはしたものの池田からは5点を取っているので、それほどイヤな印象もありません。
ただ、池田も点差が開いている展開と接戦の展開ではピッチングも違うでしょうから、今日も5点取れるとは限りません。
西武先発の榎田は2回目の先発のマウンドです。
ソフトバンク戦で中継ぎとして登板していましたが、あれは調整だったようですね。
初回、いきなり源田の3試合連続3塁打でチャンスを作ると浅村の犠飛でアッサリと先制。
ところが2回に榎田がウィーラーに逆転2ランを浴びて1-2。
しかし3回に炭谷と金子が作ったチャンスで秋山が右前タイムリーで同点に。
その後、源田が送って(最近では珍しい)1死2・3塁のチャンスを作りますが、池田が浅村・山川を打ち取って同点止まりに。
こういうときは一気に勝ち越さないとダメというのが、野球あるあるなんですが、今の西武には関係ありませんでした。
外崎を1塁において栗山がレフト線へ勝ち越しタイムリーで3-2。
2死2・3塁となったところで秋山の2点タイムリーで5-2。
この日はビッグイニングはなかったものの5点はあれば十分でした。
ただ、ファンの目も贅沢になってきているのか、5点だと物足りなく思ってしまいますね。
榎田はホームランのあとはしっかりと抑え、7回途中までで2失点と好投し、中継ぎも平井、ワグナーが無失点。
抑えの増田が久々のセーブシチュエーションでの登板も、しっかり3者凡退で抑えました。
これで、メットライフドームは開幕から12戦無敗とエライことになってきました。
今週の展望
先週は4勝1敗。通算で19勝5敗で貯金14。
2位の日本ハムとは5.5ゲーム差がつき、独走態勢になってきましたが、ファン心理からするとまだまだ安心できる差ではありません。
ここまでは打ち勝ってきていますが、打線が落ちてきたときにどういうゲームができるのかという不安はまだあります。
そして今週は大阪でオリックスと3連戦のあと、仙台で楽天と3連戦。
オリックスには前回3タテしていますが、今回の先発は新外国人のアルバース、金子千尋、ディクソンですか。
西武は高木勇人、カスティーヨ、十亀。
チョット苦戦しそうな感じがしますが、今年の打線の破壊力ならどうでしょうか。
◆編集後記◆
私は5/3のゲームを観に行く予定ですが、またディクソンなんですよね。
私が観に行くとディクソンが先発していることが多く、また勝てないんです。
そして投げると打線の援護がない十亀ですからねぇ^^;
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山端一弥
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