独立して2年ちょっと。ずっと自宅兼事務所でやっています。
「オンとオフの切り替えは難しくないですか?」とよく訊かれますが、最近思うのは切り替える必要があるのかということ。
自宅兼事務所だからこそシームレスでいいのではないかと。
目次
自宅兼事務所というと
自宅兼事務所というと、こじんまりとしいて小規模、頼りない感じがする、仕事とプライベートがごっちゃになる、といったイメージが少なからずあります。
直接は聞こえてこないですが、そういったイメージもあって「ここは自宅兼事務所やからやめとこ」と機会損失をしているかもしれません。
ただ「通勤時間がかからない」「固定費がかからない」といったメリットもあり、私の中ではそのメリットがデメリットを上回ったので、自宅兼事務所を選んだわけです。
私は独立してから初めて自宅兼事務所を経験したわけではありません。
私が独立前の勤めていた事務所も、今でこそ大阪市内にデンと事務所を構えていますが、創立から9年くらいは所長のご自宅が事務所でした。
ご自宅といっても立派なお家で、その2階部分の2室とリビングを事務所として使っており、私のようにマンションの1室の勉強部屋みたいなところでやっているのとは雲泥の差がありますが^^;
もちろん自分がボスとしての自宅兼事務所を経験したわけではないですが、従業員の立場から経験するだけでも、どういったものかはわかります。
むしろ客観的に見れてよかったのかもしれません。
まあ、やはりご自宅なので所長のお母さんが洗濯物を干しに来たり、雨が降ってきたらその洗濯物を私達が取り込んだり(決して強制ではないですよ)、お母さんが食事やおやつを出してくれたりといったことも、普通の税理士事務所では経験できないことなので、今では懐かしい思い出です。
従業員という立場から見ても、特に「自宅兼事務所は嫌だな」と思わなかったので、私も独立後は迷うことなく自宅兼事務所の道を選びました。
切り替えのためにやっていること
自宅兼事務所だとすぐに自宅部分に行けてしまため、ダラダラしたりリビングでくつろいだりしがちなので、仕事モードにするために私がやっているのは次のことです。
着替える
朝起きて顔を洗ったら、すぐにワイシャツにスラックスという仕事着に着替えています。
独立当初は、外出がないときは寝間着のままやってたりしましたが、今はけじめをつけるために着替えています。
そして仕事が終われば仕事着は脱いで、もう今日は仕事はしないと自分に言い聞かせています。
終了の時間を決める
エンドの時間を決めないと、やはりダラダラやってしまいます。
私も集中力がない方の人間なので^^;
エンドの時間を決めると、その時間までに仕事を終わらせないといけませんので、ダラダラしたり、リビングでゴロゴロといったこともなくなります。
今は、娘を17時には保育園に迎えにいくというお勤めがあるので、強制的に17時に仕事が終わるという習慣ができています。
タスク管理
毎朝仕事を始める前に、その日にすることとその時間配分を決めるタスク管理をしています。
そうすると「今日やらないといけないことがこんなにあって、そのための時間はこんだけしかないぞ」と意識できますので、ダラダラの抑制につながります。
オンとオフの切り替えは一度だけ?
仕事着に着替えてスイッチオンしたからといって、仕事ばかりしているわけではありません。
ウチも共働きですので、家事と育児を分担しています。
まず、朝起きてから自分の会計データの入力、タスク管理をしたあと洗濯物を干します。
その後ブログやホームページ記事を書いたりし、娘が保育園に行く時間になったら一旦手を止めて、保育園の準備や着替えをさせて、娘を保育園に送っていきます。
それから夕方までは仕事に専念できますが、ずっと仕事ではなく、洗濯物を取り込んだり、妻に頼まれたものをスーパーに買いに行ったり、事務所と住居部分の掃除をしたり、筋トレをしたり、バット持って素振りをしたりと、仕事とプライベートは入り組んでします。
仕事着に着替えてスイッチが入ったはずなのに、仕事以外のこともしているなぁと思われるかもしれませんが、これはこれでいいと思っています。
仕事中にもプライベートの用事をできるのが自宅兼事務所の最大のメリットだからです。
外で事務所を借りたら、すぐ近所ならいいですが、そうでないなら家に戻ってきてプライベートの用事をすることができません。
突然雨が降ってきても洗濯物をすぐに取り込むことができますし、子どもが熱を出したので迎えに来てほしいと保育園から連絡があっても、外出してなければすぐに迎えに行けます。
仕事着に着替えるのは主電源を入れるということであって、その後は仕事中でもプライベートの用事をするときは、仕事はスリープモードに入っているといった感じでしょうか。
スリープならすぐに復帰できますからね。
まとめ
自宅兼事務所だと、オンとオフの切り替えはむずかしいのか?
プライベートな用事をしているときがオフではなく、プライベートな用事をしているときもオンの状態と考えれば、スキマ時間にプライベートな用事を済ませることができます。
ずっと仕事をしていても集中力が続かないので、適度にスリープモードにした方が効率的に仕事にをこなせますので。
オンとオフは仕事の始めと終わりだけ切り替えればいいのです。
◆編集後記◆
今日は雨ですが昼間は少し止むようで、このスキマ時間に洗濯物を干します。
仕事中でもスキあらばですね。
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山端一弥
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