CSファーストステージは初戦を取りながらも、2戦目、3戦目と敗れ、惜しくも敗退となりました。
あらためて短期決戦の難しさとシーズンとの戦い方の違いを思い知らされました。
目次
CSファーストステージ第3戦 VS楽天戦
10月16日
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
E | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 5 |
L | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 |
1勝1敗で迎えた運命の第3戦。
西武先発は野上、楽天先発は美馬で始まりました。
1戦目・2戦目ともに先制したチームが勝っているということは、やはり短期決戦では先取点が大事。
その注目の初回ですが、慎重になりすぎたのか野上が3四球で2死満塁のピンチを作り、ウィーラーの内野安打で1点を献上します。
その裏の攻撃で、先頭の秋山が3塁打を放ち反撃ムードが高まりますが、源田レフトフライ、森、山川が三振に倒れて無得点。
初回でいきなり明暗が分かれました。。
このランナーを出すも返せない悪循環がその後も続きます。
そして4回には、1死2塁のピンチで野上がワイルドピッチ。
炭谷がボールを見失っている間に、2塁ランナーのウィーラーがホームを駆け抜け2点目を取られます(ウィーラー見かけによらず足が早いな^^;)。
イヤな流れでしたが、5回表の秋山が背走してのスライディングキャッチ直後の5回裏に反撃します。
栗山、中村の連打の後、外崎の犠打で1死2・3塁のチャンスを作り、炭谷があわやと思わせるような犠飛で1点を返し、なおも2死3塁というところで先ほどファインプレーした秋山。
でしたが、代わった左の高梨に空振三振で1点どまり。う〜ん。
6回表にサード中村の悪送球で無死2塁のピンチも、牧田が後続をピシャリと抑えて流れを渡さず(来年もいてくれ〜)。
その裏、この回先頭の源田が四球で出塁し、チャンス拡大の期待が高まる中、ここで3番の森になんと代打のメヒア送りますが見逃し三振。。
それでも源田が盗塁を決めて1死2塁で山川センターフライ、浅村ショートゴロで無得点ともうひと押しが利きません。
7回には、先頭の金子がヒットで出塁するも盗塁はなし(慎重になった?)で、炭谷のヒットで2死1・2塁にするも、またまた秋山が三振。。
勝利の女神がどっちに振り向こうか迷っている様子です。
次の1点を取った方に流れが傾くと誰もが感じていた中、8回表にシュリッターが簡単にツーアウトを取ったあと、ウィーラーに特大の1発を打たれ、その後気落ちしたのか、四球後、枡田にゲームを決定づける2ランを浴びます。
ウィーラーのホームランのあと四球を出したところでシュリッターを代えてもよかったんじゃないかと思うのですが、2死だし延長も考えれば続投も仕方なかったんでしょうか。
完全に勝利の女神にそっぽを向かれました。。
1−5で迎えた9回裏。先頭の浅村がホームランで1点を返しますが、あとが続かず2−5で敗れてしまいました。
初戦を大勝でファーストステージ突破が見えていたんですが、残念な結果に終わってしまいました。
CSファーストステージ敗退の要因
今回のCSファーストステージ敗退の要因を考えてみました。
先発の枚数が足りなかった
エースの菊池は完璧でしたが、その後に続くピッチャーが楽天に比べれば少し足りなかった感は否めません。
シーズン中は投手陣全員ががんばって、FAで抜けた岸の穴は感じさせませんでしたが、CSという短期決戦で初めて岸の穴を実感することになろうとは。。
なんせその岸が相手の楽天に入りましたので、こちらで抜けたものがそのまま相手の戦力になっていますから、西武-1、楽天+1で単純にいっても2つの差がついています。
抜けたのがエースの岸でしたので単純に”1”という戦力ではないですから2つの差では収まらないかもしれません。
やはり、菊池に続くピッチャーとして多和田と高橋光成が2戦目3戦目に投げるぐらいになってくれないと困りますね。
短期決戦の経験値
西武、楽天ともにCS出場は4年ぶりでした。
楽天は4年前の日本一のメンバーが結構残っていますので、短期決戦の経験値は大きかったのではないでしょうか。
第3戦を投げた美馬なんて4年前のポストシーズンでも活躍していましたしね。
一方、西武は今シーズンに世代交代がググっと進んだ影響もあり、4年前のCSを経験している選手が楽天に比べて少なかったですね。
その4年前もファーストステージで敗退ですから、3試合しか経験していませんし。
Bクラスが続いた暗黒期の過去3年間の負の遺産がここにきて響きました。
今年の経験を少しでも来年以降に活かしたいところです。
初回の攻防
これは短期決戦の経験値にも関わってくるところなんですが、やはり短期決戦で先制されると焦ってしまい、短期決戦では攻撃側も守備側も目先の1勝にこだわった戦い方をしますから、普段のシーズン中とは1点の重みが違ってきます。
2戦目、3戦目とも初回に楽天が先制し、その裏に西武がチャンスを作るも点を取れないという同じような展開でした。
初回にすぐ反撃できていれば試合展開も変わったのですが、初回の攻防で後手に回った分、ゲームを支配できなかったところが痛かったですね。
◆編集後記◆
突然の埼玉遠征も実らず今シーズンが終わってしまいました(T_T)
毎週月曜日に書いていたライオンズネタですが、しばらくは毎週月曜日に何かしらライオンズの記事を書いていきたいと考えています。
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山端一弥
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