楽天との練習試合、敗れはしたものの野手陣の仕上がりはまずまず

キャンプ序盤にドラ１の今井投手が肩を痛めた以外は大きな故障者もなく、キャンプが無事終了し、いよいよ実践に突入する埼玉西武ライオンズ。

練習試合ですが、最初の実践の相手は楽天となりました。

2月25日　vs楽天　ルーキー2投手がプロの洗礼を浴びる

まずは、2月25日の試合から。

先発は2年目の本田圭佑投手。昨秋のU23ワールドカップで活躍した投手で、今年、私が期待している投手のひとりです。

FAで楽天の移籍した岸投手と同じ東北学院大学の出身で、そのまま岸投手の穴を埋めるとまではいかないまでも、期待しています。

結果は2イニングを無失点で抑えてまずまずのスタートでした。
本人曰く、真ん中に甘く入ったところを打たれたことを反省しておりましたが、低めに決まった変化球や、見逃し三振を奪ったストレートもコーナーを付いており、いいボールもありました。

2番手の高橋光成投手は、まだまだかなといった感じで、甘い球を痛打されておりました。
ライトの金子侑司選手の好捕もあり、１失点に抑えましたが課題が残りましたね。

そして4番手、5番手はルーキー2投手で、早速プロの洗礼を浴びました。

4番手の平井克典投手は緊張もあったようで、5四球を与えてしまい結果2イニング投げて6失点となりました。

5番手の田村伊知郎投手も3安打を許して1イニング２失点とホロ苦いデビューとなりました。

ただ、まだまだチャンスはありますし、次回は緊張も解れているでしょうから、次回こそ真価を発揮してほしいところです。

一方、野手陣はまずまずの仕上がりで、緒戦からバットも振れていたのではないでしょうか。

主軸の浅村栄斗選手、メヒア選手にも早速ヒットが出ていましたし、特に山川穂高選手は3安打と気を吐いていました。
昨年49試合の出場で14本の本塁打を放ったことで、自信が出てきたのでしょうか、早速結果を出していますね。

ルーキーの源田壮亮はすでに守備と足では好評価を得ているものの課題は打撃です。
キャンプ中でも打撃で苦戦していたようですが、この試合は2安打を放ち、2本めのヒットは鋭い当たりでした。
まだ体の線が細いですが、安定した守備と打撃がそこそこ計算できれば、開幕スタメンもありえますね。

試合は終盤追い上げるも7-9で敗れ、新生辻西武は初陣を飾れませんでしたが、野手陣の活躍が光りました。

この日も楽天との練習試合でした。

この日の先発は野上亮磨投手。
キャッチャーの森友哉選手にサインは任せていたようで、首も振らずに森選手の要求通りに投げたとのことで、2イニングを無失点で抑えました。
野上投手も森選手の成長を感じ取っていたようで、今年は捕手一本で臨む森選手ですが、正捕手の炭谷銀仁朗選手を押しのけて出てくるか注目です。

2番手の十亀剣投手は、エラーで足を引っ張られたこともあり、結果こそ1イニングで3失点でしたが、球威はあったとのことで、それほど悲観する必要はないでしょう。

4番手の新外国人ガルセス投手は、2イニングを無難に抑えました。
球速こそ140キロ台中盤ですが、腕の位置をスリークォータやサイド気味に変えたりと、打者のタイミングをズラして打ち取るタイプの投手のようです。
チェンジアップもいい具合に抜けていましたので、この投手は使えそうですね。

対象的に5番手のこちらも新外国人のキャンデラリオ投手は課題が残る内容となりました。
2回を投げて2安打2失点に加えて、3盗塁を許したのが痛かったですね。
外国人投手枠争いは一歩後退といった感じでしょうか。

野手陣はこの日も打撃好調で、先頭打者の木村文紀選手がいきなりの1発でアピールします。

そしてメヒア選手も、毎年この寒い時期は苦手でなかなか調子が上がっていなかったんですが、豪快なホームランを打ってくれました。
このオフはしっかり調整してきたのがわかりますね。

試合の方は、この日も負けてしまい辻監督の初勝利はまたもおあずけになってしまいました。

今年の緒戦、2戦目と負けてしまいましたが、野手陣の活躍が明るい材料でした。

投手陣の方はこれからといった感じですが、岸投手が抜けて先発ローテ争いは熱くなりそうですから、若手も早くから結果がほしいところですね。

◆編集後記◆
いよいよ3月になり球春到来ですね。
野球好きの人間としてはワクワクする時期ですが、まずはプロ野球開幕前のWBCの結果が気になります。
牧田、秋山、ライオンズ代表として頑張れー！

大阪市阿倍野区の税理士です。税理士事務所での10年間の修行を経て独立開業しました。このブログは税務・会計・IT・趣味などについて「少しでも誰かの役に立てれば」という思いで書いています。詳しいプロフィールはこちらへ