【青の獅子標】勝負を決めたのは秋山!でも本当のヒーローは。。

先週は大雨の1週間で、もともと5試合しかなかったのが、雨で2試合流れて3試合に。

しびれる(胃が痛い?)ゲームが続きましたが、チームは勝負強さを発揮しました。

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目次

7月3日 VS北海道日本ハムファイターズ 11回戦 

TN 1 2 3 4 5 6 7 8 9
L 0 2 1 2 0 0 0 0 0 5
F 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2

先発投手 西武・十亀 日本ハム・上沢

スタメンは8秋山、6源田、4浅村、3山川、DH森、7栗山、9外崎、5中村 2岡田。

相手が上沢ということで、十亀には少ない援護点を守り抜くピッチングが求められる状況でしたが、十亀よかったですね。

立ち上がりは大田泰示、近藤から見三振を奪う上々のスタート。

4回裏の無死1・3塁のピンチでは、1点をやってもいい状況でしたが、レアード浅い中飛、田中賢介一ゴロ、横尾左飛で無失点で切り抜けました。

疲れが出てくる7回は2死からヒットと死球で1・2塁のピンチも、西川の1・2塁間を抜けるかという打球を山川の好守で無失点。

8回は2死満塁のピンチを作りますが、この回と取ったアウトはふたつとも三振と、二桁10奪三振。

この回で降板しましたが、8回2死まで投げてくれましたから十分の内容でした。

この十亀の快投を支えたのは、打線の早い回での援護があったから。

中村の先制2ランを皮切りに、足を絡めての攻撃で4回までに5点のリード。

ビッグイニングでの大量得点もいいですが、毎回のようにチャンスを作ってコツコツ返してくのも相手からしたらイヤですよね。

流れが取り戻せないですから。

まあ、8回までは終始ペースをつかんだいいゲームでした。

ただ、やはり心配なのは増田。

この日は5点のリードということもあり9回に登板しましたが、3連打で1失点と1死も奪えずにKOとなりました。

打たれた球は全部甘い球でした。それでも球威があれば打ち取れるんでしょうが、それもないようで。

抑えから中継ぎに回ったときは、少し結果も出ていたのですが、根本的な問題は解決していなかったようですね。

このあと登録抹消が決まりました。

中継ぎの状態を考えると早く帰ってきてほしい投手なんですが、ここは期限を決めず、以前のボールが投げられるようになるまで焦らず調整してきてほしいですね。

優勝のためには絶対必要なピッチャーなので。

増田が残した2・3塁のランナーは、抑えのカスティーヨが遊ゴロの間の1失点のみに抑え、ここの日は危なげないピッチング。

ただ、内容が日替わり定食なので油断はできませんが。。

まずは、首位攻防の第1ラウンドを取り、日本ハムとのゲーム差を2に広げました。

※結局、函館での直接対決第2ラウンドは雨で中止となりました。

7月7日 VS東北楽天イーグルス 13回戦 

TN 1 2 3 4 5 6 7 8 9
L 0 1 0 1 0 0 0 1 0 3
E 0 0 0 0 0 0 2 0 0 2

先発投手 西武・多和田 楽天・岸

スタメンは8秋山、6源田、4浅村、3山川、2森、DH栗山、9外崎、5中村 7金子侑。

雨で2試合が流れ、ローテーションも変更されました。

本来なら前週と同じく今井が先発でしたが、木曜日に先発予定だった多和田が登板。

難攻不落の岸が相手なんで、1点もやれないプレッシャーがありますね。

岸の立ち上がりのピッチングを見て「これはこの日も厳しいなぁ」というのが第一印象。

秋山と浅村が見三振でしたからね。ストレートがキレッキレでした。

こんなピッチングを見せつけられた多和田。

でしたが多和田も調子はよさそう。先頭の田中に投げた初球のストレートにキレがありました。

前の週も完全に抑えられた岸からどうやって点を取るのか?

というところで出たのが山川の一発。打った瞬間というヤツですね。

カウント3-1と打者有利なカウントになって投じられたど真ん中のストレート。

コースが甘かったですが、それを一発で仕留められたのは見事でした。

そして4回にまた山川の2本目。

今度は2-1と、ここも打者有利なカウントでチェンジアップが甘く入ったところを見逃さず。

今度はライナー性の低い弾道でスタンドに飛び込む、山川らしいホームラン。

これで2-0。惜しいのは山川の前にランナーがいなかったこと。

まあ、ランナーがいるとあんな甘い球は投げてくれなかったでしょうけどね。

岸相手に2点を取り、この日の多和田のできなら岸に黒星をつけられると思いましたが、7回に追いつかれました。

もったいないのは茂木への四球。そして島内のバント失敗からのタイムリー。

こんなんだったら普通に送らせときゃよかったかな?

嫌な流れになりましたが、ここを同点で凌いだのがポイントでした。

そして8回の栗山のホームラン。

残念ながら岸がマウンドを降りたあとで、岸に黒星をつけることはできませんでしたが、いやもう勝つんだったら誰から打っても構いません。

逆方向への見事なホームランでした。

なんか昨年あたりから、栗山の逆方向(レフト方向)への打球の飛距離が伸びているような気がするんですが、気のせいでしょうか?

問題はこの1点を守りきれるか。

8回も多和田が続投でしたが、先頭のアマダーを出してここで野田に交代。

野田もランナーを出しますが三好がスリーバント失敗。

これは大きかったですね。ここで送られてたら1死2・3塁。

もうそのあとは何となく想像がつきます。

おそらく3-4になってた気がしますね。

結局、野田が嶋を三振に、代わったヒースが田中を三振にきって、まずは8回はなんとか通過。

で9回のカスティーヨ。前週の楽天戦も味方のエラーもありましたがバタバタしたので、不安がありましたが、死球を与えたものの後続併殺で結果的には三人で終わりました。

岸相手で苦戦必至でしたが、多和田の好投と一発攻勢でなんとか1点差逃げ切り。

観てるほうはシンドいですが、エンターテイメントとしては合格です。

今回は岸相手でも勝てましたが、オールスター後にはまた金・土・日に楽天戦があります。

今度こそ岸に黒星をという気持ちと、何回もあたるのはゴメンという気持ちが入り混じりますね。

楽天もまた雄星かと思っているんでしょうけど(昨年からずっと)。

7月8日 VS東北楽天イーグルス 14回戦 

TN 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
L 0 0 0 0 1 0 0 0 0 2 1 4
E 0 0 0 0 0 0 1 0 0 2 0 3

先発投手 西武・菊池 楽天・塩見

スタメンは8秋山、6源田、4浅村、3山川、9外崎、DHメヒア、5中村、2炭谷、7金子侑。

金曜日のゲームが雨で流れたため、両先発はともに金曜日から1日飛ばしてのスライド登板になりました。

前の週も同じ顔合わせでの投合いで、菊池が滅多打ちにあい、打線は塩見に完全に封じられ完敗。

まあ前日のゲーム同様にもつれました。

菊池は前回のゲームから上手く修正できていましたね。

なんでも腕の位置が5センチ下がって腕が横振りになっていたのを修正したとか。

5センチなんてほんの僅かな感覚ですが、投手ってやっぱり繊細ですね。

結局、菊池は今季初めて9回まで投げて1失点。

勝ち星こそつきませんでしたが、後半戦に向けても期待が持てる内容でした。

試合の方は、延長10回に外崎、メヒアの連続ホームランで3-1と勝ち越し。

これで勝ったかと思いきや、抑えのカスティーヨが四球絡みで同点に追いつかれてしまいました。

しかし、カスティーヨ、追いつかれはしましたが、後続を連続三振で勝ち越しは許さず。

ここで踏ん張ったのが大きかったのか、その直後11回表に秋山にホームランが出て勝ち越し。

11回裏。今、中継ぎで一番頼れるはずのヒースも四球連発でランナーを出して、2死1・3塁のピンチを招きますが、最後は野田が茂木を打ち取って4-3で勝ちました。

これで4連勝となりましたが、なんか紙一重な勝ち方ばかりで、疲れだけが残ります。

しかしカスティーヨは不思議ですね。不安定は不安定なんですがリリーフで登板した日はチームは負けてないんですよね。

この日も同点に追いつかれたので、救援失敗といえば失敗ですが、ゲームを壊したわけではない。

なんか持ってますか?

そして忘れてはいけないのが、この日のヒーロー。

もちろん決勝打を打った秋山も、9回1失点の菊池もヒーローですが、本当のヒーローは外崎です。

カスティーヨが10回裏を抑えていれば勝ち越しホームランの外崎で文句なしでしたが、追いつかれちゃったので秋山にかっさらわれました。

打つ方だけではなく、守備でも光るプレーがありました。

2回裏の嶋のライト前ヒットをバックホームで捕殺。

5回の先制点のときは起点となる内野安打で出塁。

8回裏には藤田のライト前ヒットになるかという当たりをダイビングキャッチ!。

このプレーがなかったら1-2で負けていたかもしれないというビッグプレー。

そして延長10回の勝ち越しホームラン。

影のヒーローになってしまいましたが、本当のヒーローは彼でした。

さすがオールスターに選ばれるだけのことはありますね。

次週の展望

先週は大雨の影響で2試合が中止となり3試合だけ。

その3試合をしぶとい勝ち方で拾いました。

もちろんリリーフ陣の不安定さは相変わらずですが、苦しいゲームを拾えるという点でチーム力は上がっています。

これでシーズンのほぼ半分を終了して44勝30敗1分で、前半戦の首位ターンも決まりました。

なんやかんや追い抜かれそうで追い抜かれない粘り腰を見せています。

こんな調子でも、最後にチョロっと前にでていればいいんです。

さて今週は千葉ロッテとの3連戦で前半戦が終了し、オールスターへ。

千葉ロッテの先発は渡邉、石川、有吉でしょうか。

この中だとやはり石川が一番の難敵ですね。

西武の先発は今井、十亀、榎田でしょうか。

悪くとも2勝1敗で勝ち越したいですね。

◆編集後記◆
今年のオールスターは京セラドームでの開催。
行く予定にはしていなかったのですが、ちょっとしたご縁で観に行けることになりました。
これもブログのおかげで、あらためてブログの力を思い知りました。

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山端一弥

大阪市阿倍野区の税理士です。 税理士事務所での10年間の修行を経て独立開業しました。 このブログは税務・会計・IT・趣味などについて「少しでも誰かの役に立てれば」という思いで書いています。 詳しいプロフィールはこちら