2018年のプロ野球が明日開幕します。
ですが毎年この時期は、ファン心理としては不安の方が大きいときでもあります。
今年のライオンズどうなんでしょうか?
目次
去った人
まずは昨年からの戦力ダウンの要素について。
昨年からいなくなった主な戦力は、野上(FAで巨人へ)、牧田(MLBへ)、シュリッター(解雇)です。
野上は昨年11勝10敗と貯金は1つでしたが、1年間ローテーションを守り、6回を3失点ぐらいにまとめる安定感があり、数字以上にイタイ戦力流出です。
まだセ・リーグに行ってくれたのでそれほど恨み節はないですが、この間の楽天VS巨人のオープン戦で、野上と岸が先発で投げあっていたのには、なんだかな~と思いましたが。。
そして、ポスティングでメジャーに行ってしまった牧田。これは素直に応援したいですね。
ただし、牧田がいなくなるのは非常にイタイです。
昨年は主に7回を任されていた牧田。
あのテンポのいい投球で、1イニングをサラッと抑えてくれていました。
個人的には先発のころの牧田が好きでしたが、先発、抑え、中継ぎ、ロングリリーフとベンチの都合のいいように働いてくれましたね。
メジャーで活躍する姿を早く見たいですね。
そして、シュリッター。
シーズン中盤までは8回の男としてがんばってくれていましたが、夏場から捕まることが多くなり、極め付きは楽天とのCS3戦目にホームラン2発を食らってしまったことが決め手になったのか、シーズン終了後に解雇になってしまいました。
後半は慣れられたのもあったのでしょうか。
もう1年見てもよかったような気もしますが。
新戦力
基本的には大きな補強はしない(できない?)チームなので、若手の台頭を待たないといけないのですが、今年はどうなんでしょうか?
まずはFAで巨人へ移籍した野上の人的補償で獲得した高木勇人。
オープン戦でもまずまずのピッチングをしていて、二桁も期待できそうな感じです。
開幕ローテーションに入るかと思われたのですが、開幕最初の5試合はローテに入らず、次の6試合からローテに入るようです。
オープン戦でイマイチだった多和田よりも状態がいいと思うのですが、多和田の方が開幕直後5試合のローテに入るようで。。
高木勇人が野上の穴を8割くらい埋めてくれれば御の字ですが、ひょっとしたらそれ以上の活躍をするのではとスケベ心もあります。
新外国人では、投手が二人加入しました。
ひとりは先発のカスティーヨ、もうひとりはリリーフのワグナー。
カスティーヨはオープン戦でもゲームを作っており、期待が持てそうです。
寒いメットライフドームでの登板でも文句をいわず、150km/h台のボールを投げていたということで頼もしいですね。
一方のワグナーはオープン戦ではイマイチでした。
7イニング投げて失点は4。与四球も6と多めです。
ただ、フォークボールは使えそうでしたので、もう少し慣れてくればシュリッターぐらいの活躍はしてくれるかもしれません。
当初は8回はワグナーで行く予定だったようですが、オープン戦でピリッとしなかったのでリリーフは抑えの増田以外はイニングを固定せず、日替わりで行くそうです。
いつ登板するかわからないということで、リリーフ陣に負担がかからないようになればいいのですが。
ちなみにワグナーは盆栽が趣味とのことです。
新人ではドラフト3位の伊藤翔が開幕1軍入りしました。
オープン戦では7回2/3を投げて自責点は1。すべて中継ぎでの登板で結果を出してくれました。
まずはビハインドの展開での登板になるかもしれませんが、伊藤が先発が早く崩れたときのロングリリーフでゲームを立て直してくれたら、拾える試合も増えてくるでしょう。
そして、帰ってきたレジェンド松井稼頭央。
テクニカルコーチ兼任で開幕1軍のベンチに入りました。
出場は代打が中心になるかもしれませんが、内外野を守れますのでユーティリティプレーヤーとしても、そして若手選手に対するいい教材としても活躍してほしいですね。
外野は競争が激しいですから、出場機会は限られるかもしれませんが、出たときはそのプレーに注目したいと思います。
まあ、松井稼頭央がスタメンで出続けるような事態になればチームにとっては非常事態ですからね〜。
なんせ外野は見たい選手が多いので、ホントに悩ましいです。
個人的にはやはり栗山に出てほしいのですが。
あえて不安材料を探してみる
他球団の戦力の状況を見ると、不安に感じることもあります。
ソフトバンクはオープン戦不調でもあいかわらず戦力は充実してますし、楽天も先発がそろって打線も調子がよさそうだし、オリックスも先発投手が充実していて吉田正尚とマレーロにまた打たれそうだし、千葉ロッテも井口新監督のもと結束してそうだし、日本ハムも大谷はいなくなったとはいえ若手の底上げができてそうだし。
オープン戦は8勝6敗とまずまずでした。
ピッチャーは防御率3.06と12球団中3位と良かったのではないでしょうか。
昨年から続く先発投手のコマ不足も、菊池、十亀、ウルフ、カスティーヨ、高木勇人はある程度計算できるとふんでいます。
あとはこれに多和田が加わるんですが、毎年シーズン序盤は調子が上がらないのが悩みどころ。
オープン戦の内容はイマイチにも関わらず開幕第2戦の先発が濃厚とのことで、首脳陣もやってもらわなければいけない投手という認識なんでしょうね。
ただ、この6人だけでは1年持ちません。
特にウルフも高齢ですし、昨年も夏場から勝てなくなってましたから、登板即登録抹消を使って休ませながら使うためにも、もう1枚先発がほしいところ。
高橋光成あたりが出てきてくれないと困るのですが、なかなか安定しません。。
一方、打線の方はオープン戦では打率.240、本塁打9本と湿っておりました。
4番候補の山川や中村、メヒアの数字が悪かったのですが、打線は波があるものなので、不調期が開幕前に来たと思えば、それほど心配することはないかもしれません。
まとめ
開幕戦は大事だといわれたり、たかが1/143だといわれたりしますが、昨年の開幕戦でいい勝ち方ができたことで、昨年の躍進があったのではと思います。
とすればやはり開幕戦は大事です。
開幕投手はもちろんエースの菊池。
日本ハムは新外国人のロドリゲスで、初顔合わせの外国人投手ということで嫌な感じはしますが、菊池が自分のピッチングをすれば、打線が多少打てなくても勝機はあるはず。
2段モーションも解禁になったんだから伸び伸びと投げてほしいと思います。
あと、個人的に期待したいのが2段モーションにして安定感がグッと増した十亀と、オープン戦で躍動感のあるピッチングをしていた豊田。
やっぱりピッチャーが活躍してくれないと優勝はないですからね。
打ち勝つ野球も面白いですけど。
◆編集後記◆
今年は久々にパ・リーグTVを契約しましたが、Rakutenパ・リーグSpecialの方が料金が安いことがわかり、両方を比べて見ようと思っています。
ただRakutenというところが敵の軍門にくだるようでイヤなんですが^^;
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山端一弥
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