今回のオリックスとの対戦でパ・リーグ各チームとの対戦がひと回り。
先発投手に弱点を抱え、さらに開幕3連敗を喫した状況でここまで5勝6敗というのはまずまず。
この3連戦を勝ち越せば五分に戻りますがどうなりますか。
目次
4月12日 VSオリックス 1回戦
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
B | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
L | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1X | 1 |
先発投手 L・多和田 B・山岡
スタメン 7金子侑、6源田、8秋山、3山川、2森、4外崎、DH栗山、5中村、9木村。
試合経過
西武先発の多和田は序盤から絶好調で球数も少なく、6回までひとりのランナーも許さないパーフェクトピッチング。7回2死から吉田正尚にヒットを許しパーフェクトもノーヒットノーランも消滅しましたが、その後のピンチも9回のピンチも乗り切り9回を投げて無失点。
一方、オリックス先発の山岡も多和田に負けず劣らずのピッチングで6回無失点と好投します。
投手戦となった一戦の結末は9回裏。1死1・2塁から愛斗のニゴロを併殺を狙ったショート福田の送球が乱れ、その間に2塁走者の外崎がホームに還り西武が1-0でサヨナラ勝ち。9回を投げきった先発の多和田に今季初勝利がつきました。
雑感
最後は相手のタイムリーエラーでのサヨナラということで劇的な結末ではないですが、好投した多和田に勝がついたのが素直に嬉しいですね。
この日の多和田は球数も少なく、また緩急もよく効いていたなと。オリックスの打者がタイミングの外れた三振が多かったように感じました。
そして9回2死ながら1・3塁のピンチでのロメロへの投球は圧巻でした。強気の4球連続インコースストレート。ロメロだったら外へ逃げるスライダーで攻めたくなるところですが強気の攻め。これはシビレましたね。
ここまで内容も結果もパッとしなかった多和田。得意のオリックスとはいえまず結果が出たことが大きい。
相手先発も好投手の山岡で、お得意様のオリックスといえども投げ勝つには難しい相手。打線が打てないながらも球数を投げさせてくれたおかげで6回で降板させられたのが最後には効いたかな。
そしてサヨナラのホームを踏んだ外崎。7回に吉田一将の執拗な牽制で帰塁をした際に右手小指の脱臼をし、自分ではめ直して出場を続けました。
正直、私なら心が折れてしまいますがガッツありますね。多少痛みはあったはずなのに9回も打席に立って四球を選び、それがサヨナラ勝ちにつながるという。
富士大コンビの活躍で連敗ストップ。そんなゲームでした。
4月13日 VSオリックス 2回戦
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
B | 1 | 0 | 2 | 1 | 0 | 3 | 2 | 1 | 0 | 10 |
L | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
先発投手 L・今井 B・東明
スタメン 7金子侑、6源田、8秋山、3山川、2森、4外崎、DH栗山、5中村、9木村。
試合経過
西武先発の今井は初回から大荒れ。四球4つの押出で先制点を献上すると、栗山のタイムリーで同点に追いついてもらった直後の3回に4番杉本に特大に2ランを浴びます。
再び3-3と追いついてもらいますが、4回に犠飛で勝ち越しを許すと6回にもエラー絡みで3-5となったところでKOされると、今井の後のリリーフ陣も杉本に2本目のホームランを打たれるなどして、結局3-10で大敗を喫しました。
雑感
今井の大乱調にもありますが、エラーも3つと精彩を欠いたゲームになってしまいました。
今井も初回の満塁のピンチを1失点で乗り切ったのだから開き直っていってほしかったですが、この日は調子がよくなかったんでしょうね。
打線は東明からは何とか3点取りましたが、山崎福也以降のピッチャーを打ち崩せず。守っている時間が長かったのかリズムに乗れません。
オリックスの杉本に2本打たれました。体もデカくいかにも飛ばしそうな感じ。打たれた2本はともに甘い球でしたが、まだ荒削り感があるので投げるコースさえ注意すればというところでしょうか。イメージとしては昔オリックスにいた高橋智のような感じ。
そして源田が5回に右手首に死球を受けてしまいました。何とかその後も出場し、新人からの連続フルイニング出場は継続できましたが、次のゲームは心配ですね。
投打に中身のないゲームになってしまいました。
4月14日 VSオリックス 3回戦
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
B | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 |
L | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 3 | 3 | 0 | X | 11 |
先発投手 L・髙橋光成 B・松葉
スタメン 7金子侑、8秋山、4外崎、3山川、2森、DH栗山、5中村、9木村、6永江。
試合経過
西武先発の髙橋光成は初回に吉田正尚に先制ソロを打たれますが、その後は粘りのピッチングで5回まで1失点に抑えます。
打線はオリックス先発の松葉から永江の併殺崩れの間に1点を返すと、外崎のタイムリーと山川の6号3ランで5-1と突き放します。
髙橋光成は6回に吉田正尚にこの日2本目の2ランを浴び3-5と追い上げられますが、その裏に秋山のタイムリー3ベースと外崎の犠飛で3点を追加し引き離すと、7回にも森の2号ソロなどで3点を追加し、11-3で快勝しました。
雑感
前日に死球を受けた源田がスタメンを外れ、新人からの開幕連続フルイニング出場は299試合でストップ。
記録は止まってしまいましたが、無理な状態で記録を続けるよりも止まってしまったほうが、ゲーム展開によっては休ますこともできるので、長期的に見ればこれで途切れてよかったですよ。
連続出場記録よりもいい状態でより多くの試合にでくれる方が大事です。源田は今のライオンズになくてはならない存在ですからね。
さて、源田がスタメンを外れたことでラインナップも大幅に変わりました。2番に秋山が入り、3番には外崎が。ショートは源田に代わって永江が入り守備面での不安はないですね。
そしてこの日は、この打線の組み換えが奏功しました。
まずは2番の秋山。まだ打率は2割前半と本来の数字ではないですが、この日は5打数2安打で打球もいいときに感じに戻りつつあるのではないでしょうか。源田復帰までの措置でしょうが、この攻撃的2番は最近のトレンドですので、源田復帰後も続けてもおもしろいかも。
3番の外崎。いつもは6番ですが3番のほうが存在感がありますね。この日は2打数1安打ですが、四球2つに犠飛と4番山川につなぐ役割を果たしました。
この2番・3番を継続すると源田は9番あたりになるのでしょうか。ただ源田の機動力を使うなら上位において打席が多く回ってくるほうがいいので、やはり2番ですかね。
それと永江の必死のヘッスラ。源田の登場ですっかり存在が薄くなってしまった彼ですが、守備は一流なのでチャンスをつかめれば常時1軍にいることもできるはず。個人的に応援したい選手のひとりなのでがんばってほしい。
先発の髙橋光成。このゲームも試合を作り、開幕から安定した内容が続きます。吉田正尚に2発くらいましたが、吉田正尚も調子が上がってきたようで本来の彼に戻りつつありますから、ある意味仕方ないかな。
そrでも今年の髙橋光成は期待できますよ(さすが背番号13の後継者)。
次カードの展望
楽天に連敗するもオリックスに勝ち越して7勝7敗の五分に戻しました。
対戦がひと回りしてこの内容ならまずまずですね。正直もう少し最悪のことも考えておりましたので。
次は1週間前の同カードで連敗した楽天との2連戦。
またも2連戦なので頭を取るのが大事になりますが、先発は前回KOのされたニールと苦手辛島。辛島は前回は攻略できたとはいえ、まだあまりいいイメージはないですからね。
2戦目は本田圭佑と福井。前回登板でプロ初勝利をあげた本田にがんばってもらいましょう。
◆編集後記◆
外崎が小指脱臼、源田が右手首挫傷とアクシデントが続いていますが、私も草野球で右手薬指を骨折のうえ爪も剥がしてしまいました。。
スライディングキャッチを試みた際にボールを当ててしまったのですが、骨折よりも爪のほうが表面に出ているところなので精神的にはキツイです。
ついこの前もスライディングキャッチで左中指を痛めたところなのに学習能力がない自分に嫌気がさしました^^;
全治1ヶ月。リフレッシュして戻ってきます。
◆ラン日記◆
指の負傷のためしばらくはお休みですが、ドクターストップはかかっていないので早めに再開する予定です。足じゃないので大丈夫だと思いますが。
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山端一弥
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