今季はここまで0勝4敗と分が悪い楽天との3連戦。
楽天の状態が落ちてきているところですのでそろそろ勝ちたかったわけですが、投打の主力が活躍しました。
目次
5月4日 VS楽天 5回戦
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
E | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 6 |
L | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1X | 7 |
先発投手 L・多和田 E・美馬
スタメン 7金子侑、6源田、8秋山、3山川、2森、DH栗山、5中村、4外崎、9木村。
試合経過
初回に楽天先発の美馬から秋山と森のタイムリーで2点を先制。
2点をもらった西武先発の多和田でしたが3回にオコエの犠飛と島内のタイムリーで同点に追いつかれると、勝ち越した直後の4回にも茂木のタイムリーで再び追いつかれます。
6回に今江のタイムリーで今度は勝ち越されると、すぐさま森の5号ソロで追いつきますが、7回にまたも今江のタイムリーで勝ち越されるという取っては取られての展開。
9回にマーティンの暴投で1点を追加され万事休すかと思われましたが、その裏代打メヒアの起死回生3号2ランで6-6の同点に追いつき延長戦へ。
延長10回に増田が満塁のピンチを招きますがここを抑えると、11回裏、2死2塁から金子侑のサヨナラタイムリーで熱戦に終止符を打ち、7-6で対楽天戦の今季初勝利を飾りました。
雑感
見ごたえのあるゲームでした。
今季の楽天戦はこんな展開ばっかりで、ノーガードで打ち合って最後に僅差で負けるというのがこれまででしたが、やっとやり返すことができました。
先発の多和田、6回途中88球でマウンドを降りました。今回も先発の役割を果たせず。昨年の最多勝投手がまだ1勝と苦しんでいます。勝利数は打線の援護もありますから現時点で判断するのは早すぎますが、防御率が4.38では苦しい。
ある意味今年のライオンズの先発投手陣をあらわしていますね。。
打線はよく打ち負けなかったなと。先制して追いつかれても勝ち越す。勝ち越されても追いつく。2点差で今季絶好調の松井裕樹という絶望的な状況からでも追いつく。そして延長でのサヨナラ劇。
特にメヒアの2ランはしびれました。今季はスタメンから外れることが多くもっぱら代打というコンディションとモチベーションを保つのが難しい状況でも腐らずに結果を出す。しかも打ち気にはやらず四球を選ぶときは選びますし。簡単なことではありません。
これで今季の安打数3はすべてホームランという恐ろしい結果に。
サヨナラの立役者はもちろん金子侑ですが、サヨナラのホームを踏んだ中村の走塁も特筆すべきものでした。先頭打者としてエラーで塁に出たときも今江のファンブルは小さかったですが一生懸命走って出塁。
ここで代走水口か熊代かとも思ったのですがベンチは動かず。中村の走塁を信頼していたんですね。サヨナラのタイムリーも間一髪でしたが判断よくスタートをきったのと絶妙なスライディングでホームイン。見事でした。
5月5日 VS楽天 6回戦
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
E | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
L | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | X | 4 |
先発投手 L・今井 E・石橋
スタメン 7金子侑、6源田、8秋山、3山川、2森、DHメヒア、4外崎、9木村、5山野辺。
試合経過
初回に秋山の5号ソロで先制すると、4回にはスタメンに入ったメヒアのタイムリーで1点を追加。
6回には山川の13号2ランで4点をリードすると、投げては先発の今井が楽天打線を散発の3安打に抑え、自身プロ初完投を完封勝利で飾りました。
雑感
秋山が5月に入ってホームランを量産してきました。このところは毎試合安打が出ていますし、3試合に1回は猛打賞と打率も.280まで上昇。3割も見えてきましたのでもう心配はないですね。
この日は栗山と中村がスタメンを外れる休養日。代わりに入ったメヒアが追加点となるタイムリーで今季初めてホームラン以外の安打が出ました。前日の代打ホームランもよかったですが、やはり彼はスタメンで出てこそ活きるのかと。
そしてこの日のヒーローはもちろん今井。前回の京セラドームでのオリックス戦では7回2失点ながらも序盤のオリックスの拙攻にも助けられた面がありましたが、この日は文句なしピッチング。前日15安打を放った楽天打線を3安打ですから相手に恵まれたわけではありません。
何でも投球フォームを変えたとかで、投球時に一旦3塁側を見てから左目で捕手を見るようにし体の開きを抑えているそうです。昔ホークスの斉藤和巳もそんな投げ方をしていたように記憶していますが、そんな感じなんですかね。
エース多和田に勝ちがなかなかつかない中、気が付けば4勝でハーラートップに。先発投手陣に明るい材料がない中、一筋の光明が見えました。
今井の完投のおかげでリリーフ陣も休ませることができたのも大きかった。2日続けていい勝ち方ができましたね。
5月6日 VS楽天 7回戦
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
E | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 | 8 |
L | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 4 |
先発投手 L・本田 E・福井
スタメン 9金子侑、6源田、8秋山、3山川、2森、7栗山、5中村、DHメヒア、4外崎。
試合経過
2回にメヒアの犠飛で1点を先制しますが、直後の3回、西武先発の本田が辰巳にプロ初本塁打を浴び同点にされると4回にはワイルドピッチで勝ち越しを許します。
6回にも茂木の遊安打で1点を追加されると、7回には3番手の十亀が1死も取れずブラッシュの3ランなどで5点を失います。
打線は今季2勝を献上している楽天先発の福井から序盤は好機をつくるも1点しか奪えず、8回に4番手の西宮から栗山の2点タイムリーとメヒアの犠飛で3点を返すも反撃もここまで。4-8で敗れました。
雑感
またも福井にやられました。
福井の3勝はすべてライオンズからという新たな苦手を作ってしまいました。序盤はチャンスもあり、初回の山川の遊直併殺もひとつ間違えていれば一気に畳かけられたかもしれませんがツキもなく。
安打は3安打ながらも四球は5つあったので何か歯がゆいですね。取られたアウトの内フライアウトが半分近くあったので上手くタイミングを外して打たされた感があります。
投手の方では本田が3点は取られましたが5回まで投げて何とか先発の役割は果たしたものの、3番手の十亀が大誤算。。外崎のエラーもあったのでかわいそうなところもありますが。
前回の先発でまずまずの内容だったので、この日も先発かなと思っていたら中継ぎ。ベンチは先発でも中継ぎでもいける便利屋の役割を期待したそうですけど、十亀にリリーフの適性がないというのは何年か前に抑えをやってダメだったというので証明されていたと思うのですが。
次回は日本ハム戦に先発予定とのことなので「俺は先発向きなんだ」ということを示してほしいですね。
次カードの展望
ここまで勝てなかった楽天3連戦を勝ち越せたのはよかったです。要因のひとつとしては浅村を12打数2安打に抑えていいところで仕事をさせなかったことでしょうか。今まではいいところで打たれていましたんでね。
ゴールデンウィークは5勝4敗とひとつ勝ち越し、勝率5割で3チームが2位に並ぶ状況も、ソフトバンクが抜け出し気味になってきました。
3番秋山の状態が文字どおり鰻上り状態になってきたのは好材料の反面、金子侑、外崎の不振が心配です。この二人がもうちょい打ってくれないとソフトバンク追撃は厳しいところ。今年は昨年以上に打ち勝たないといけない状況なので。。
さて次は前橋と大宮での千葉ロッテ戦。髙橋光成の凱旋登板ですが、ここ2戦の結果が結果だけに奮起を期待したいところ。2戦目は榎田でしょうか。
千葉ロッテの先発は涌井と岩下でしょうか。前回登板では涌井は打ち崩していますが、岩下からは山川の2発による得点のみでしたので油断はできませんね。
◆編集後記◆
10連休、やっと終わったという感じで長かった。。朝の時間を使って少しずつでも仕事をしておきたかったのですが、目標の6割ぐらいといったところでしょうか。
◆ラン日記◆
2019年5月4日 10.0km 54:20
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山端一弥
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