前半戦最後は首位ソフトバンクとの3連戦。
この3連戦前で6.5のゲーム差がついており最低でも2勝はしないと後半戦への望みが薄くなってしまう大事なカード。苦しいゲームが続きました。
目次
7月8日 VSソフトバンク 12回戦
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
L | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 7 |
H | 0 | 1 | 1 | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1X | 8 |
先発投手 L・髙橋光成 H・ミランダ
スタメン 8秋山、6源田、4外崎、3山川、2森、5中村、DH栗山、9金子侑、7鈴木。
試合経過
西武先発の髙橋光成はデスパイネ、上林、松田宣浩の3本の本塁打などで5回までに5点を失いますが、打線が6回に山川の28号ソロで反撃を開始すると7回には外崎、山川、中村のタイムリーで4点をあげ5-5の同点に追いつきます。
その裏にマーティンが1点を失い再び追いかける展開になりますが、9回表、2死3塁から森が起死回生の逆転2ランで7-6とこの試合初めてのリードを奪います。
ところがその裏、抑えの増田が1死から上林にこの日に2本目となる同点ソロを叩き込まれ延長戦に突入。
そして延長12回裏、5番手の佐野が1死満塁から代打栗原に犠飛を打たれサヨナラ負け。手痛い1敗を喫しました。
雑感
ここまでいったら勝ちたかった。。
前半は圧倒的にソフトバンクペースで、髙橋光成も前回の日本ハム戦のような大乱調ではなかったものの5回までに3本のホームランで5失点とこの日もダメでした。デスパイネと上林のホームランは東京ドームならではのいわゆるドームランぽかったですけどね。
今井、本田、ニールが安定してきたと思ったら髙橋光成、十亀が不安定なってきたので大型連勝ができないんでしょうね。まあ大型連勝できなくても2勝1敗を積み上げていけばそれでもいいんです。ただ現状その2勝1敗ですらできていないという。
打線はようやく山川に28打席ぶりの安打がホームランと山川らしいですが、その次の打席では同点につながるタイムリーも放ち、これで底を脱してくれてたらいいのですが。次のゲームが試金石ですね。
同点タイムリーを打った中村。またも満塁の場面で勝負強さを発揮しました。逆球ではありましたが内角の厳しい球をレフト線にはじき返しましたね。この一打で何かが起こる予感はしました。
そして逆転2ランを放った森。難しい外のフォークを上手くレフトスタンドに持っていきました。甲斐野のフォークは中々打つのが難しんですが、ドームランとはいえあそこまで持っていたのは見事でした。
同点ソロを浴びた増田。いや悪くなかったですよね。逆球にはなりましたがあの高さのボールをあそこまで持っていかれるとお手上げです。森のホームランと同じくらいの難易度かと。ただ、惜しむらくはカウントが3-2と一発のある上林なんでやはりベースの上で勝負しなくてもよかったかなと。まあ森の構えは外のボール気味だったんでそういう意図だったんでしょうけど、高さは悪くないけどベースの上にいったので上林に反応されてしまいました。
決勝打を打たれた佐野は11回のピッチングがよかったので12回も続投だったんでしょうが、これが裏目に出てしまいました。ヒースも残っていましたがやはり現状そこまで信頼度がないんでしょうね。
一時はあきらめかけたゲームを立て直し逆転までして期待させてくれただけに、この敗戦にはガックリ。これで7.5差ともうひとつも落とせなくなりました。。
7月9日 VSソフトバンク 13回戦
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
L | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
H | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 3 |
先発投手 L・十亀 H・高橋礼
スタメン 8秋山、6源田、4外崎、3山川、2森、5中村、DH栗山、9金子侑、7鈴木。
試合経過
初回に3塁打の秋山が内野ゴロの間に生還し1点を先制しますが、その裏、先発の十亀が福田に逆転2ランを浴びると上林にもタイムリーを打たれ1-3と追いかける展開に。
5回に1死1・3塁から源田の投手強襲ヒットで1点を返しますが、その後はソフトバンクの継投の前にあと1本が出ず、結局2-3で敗れ3連敗を喫し4位転落となりました。
雑感
前日とは打って変わっての投手戦。ヒット数はソフトバンクを上回っていたのに中々遠い1点でした。
十亀が初回にいきなり3点を失うもその後は7回まで無失点と先発の役割は果たし、ゲームとしては締まりましたが、ストレスのたまるゲーム。
4回のピンチを凌いだ直後の5回のチャンスで、1点取ったところからもうひと押しほしかった。。前日に久々のヒットが出た山川がまたも音無しに。この日は外崎、森も無安打でしたのでこれでは点が入りませんね。
8回、9回は先頭打者が出塁。特に9回のバント併殺は痛かった。金子侑が無死で出塁しただけに期待が高まりましたからね。ただ鈴木将平もまだまだこれからの選手ですし、めげずに経験を積んでいってくれたらいいんです。それまでにチャンスを潰した先輩たちが悪いんでね。
手痛い連敗でソフトバンクとのゲーム差は8.5まで広がるとともに、ついに貯金もなくなってしまい、楽天に抜かれて4位に転落。しかも5位千葉ロッテも1ゲーム差に迫られる崖っぷちとなりました。
7月10日 VSソフトバンク 14回戦
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
L | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 3 | 0 | 0 | 7 |
H | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 |
先発投手 L・ニール H・和田
スタメン 8秋山、6源田、4外崎、3山川、5中村、DHメヒア、2岡田、7金子侑、9木村。
試合経過
3回に福田の犠飛とデスパイネのタイムリーで2点を先制されるも、5回に岡田の1号ソロと木村の4号ソロで反撃の狼煙を上げると、その後1・2塁のチャンスで外崎が右越のタイムリー3塁打を放ち4-2と逆転します。
その後1点差に迫られますが、7回に山川の29号2ランと中村の14号ソロの連続弾で突き放すと、ニールのあとを承けたマーティン、平井、増田の無失点リレーで7-3と快勝。連敗を3で止め、前半戦最後のゲームを勝利で締めくくりました。
雑感
ニールもよかったんですがそれ以上に和田がよすぎて「こりゃ打てんな」と。
先制点の2点がすごく重く感じたのですが、反撃のきっかけは下位打線の2発。岡田も木村もよく打ちましたね。
そしてその勢いのまま上位の2人がチャンスを作って外崎のタイムリー3塁打。直前に和田がアクシデントで交代したのも幸いしましたが、このゲームの展開を左右する大きな一打でした。あのまま同点止まりだとどうなっていたかわかりません。
1点差に迫られたところでの山川の2ラン。秋山の2塁打でチャンスメイクも2死まで取られてプレッシャーのかかるところ。打った本人がビックリしていましたが本当に値千金の一発。これでこのソフトバンク3連戦で2発とドン底は脱したかな。
後半戦の追い上げにはやはり山川が打たないことにはね。山川が不調になってからチームの勢いも落ちてきていましたから、後半戦のキーマンは彼になりそう。
もちろんダメ押しの中村の1発も大きかった。山川が不調になってからは中村のバットで支えてきていたようなもんですから、後半戦もこの調子で。打率も.270台まで上げてきています。
先発のニールは6回の失点がもったいなかったですが、それを考慮してもソフトバンク打線相手に好投。独特の動く球で、ソフトバンクの打者もまともなあたりはほとんどありませんでした。これで3戦連続で結果を出して、この人も後半戦は期待が持てますね。
あとはメットライフドームのマウンドに合うかどうかだけ。この好投した3戦はすべてビジターなんでね。オールスター明けはメットライフドームのゲームですのでここで試されます。
前半戦の総括
ソフトバンク3連戦。3タテは免れて何とか土俵際一杯残ったか。
負けたゲームはすべて1点差と際どいゲームで、場合によっては逆に3タテできていた可能性もあります。特に1戦目はあのまま勝っておきたかったなと。
さて、これで前半戦を終了し、41勝40敗1分と何とか貯金1つで3位という結果。2位日本ハムとも0.5差ですがソフトバンクとは7.5差つけられましたし、下を見ても最下位オリックスとは3.5差しかなく、今季のCS争いは激しくなりそうな予感。。
前半戦は開幕前から課題の先発投手の駒不足で出遅れた感がありましたが、そんな中でも今井と髙橋光成がカード頭の先発としてローテを守り、本田、松本航、ニールといった新戦力も出てきましたし、何より十亀が安定している^^;
なので開幕当初よりは先発投手で苦戦しているわけではなく、これであとは多和田、榎田が昨年のような状態になれば先発ローテも形になってくるでしょう。
打線は交流戦からの山川のスランプが最近の失速の要因になっているものの、全体的によく打ってくれていて、苦しい先発の台所事情を十分に救ってくれています。
投打ともに昨年の主力3人が抜けた中でよくやっているといえますね。
後半戦はぜひとも5球団でソフトバンク包囲網を敷いてほしいところ。もうこれ以上離されるわけにはいきません。
◆編集後記◆
昨日はいきつけのバッティングセンターで1打席を30分借り切って特打をしてきました。300球くらいは打ったと思うのですが不思議と手の皮が全くめくれておらず。何かのいい兆しだといいのですが^^;
◆ラン日記◆
2019年7月9日 10.5km 54:46
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山端一弥
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