今季負け越している日本ハム、オリックスとの6連戦。
逆転CS(一応逆転優勝の可能性もまだありますが)のためにはここから勢いに乗らないと手遅れの時期にきています。
そのためにも波に乗れない打線の奮起が必要なのですが。。
目次
10月13日 vs日本ハム19回戦
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
L | 1 | 0 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 7 |
F | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
先発投手 L・髙橋光成 F・上沢
スタメン 8金子、6源田、2森、3メヒア、7栗山、5スパンジー、9木村、DH山川、4外崎。
試合経過
初回に栗山の犠飛で1点を先制すると、その後も日本ハム先発の上沢から森のタイムリーなどで小刻みに追加点を奪い6回までに5点をリードします。
先発の髙橋光成はランナーを出すものの要所を締めて8回無失点と好投すると、9回に木村の2点タイムリーでダメ押し。7-0の完勝で借金を1としました。
戦評
天敵の上沢をついに攻略。
複数得点こそありませんでしたが、得点圏にランナーを進めて確実に還す得点の取り方で、ボディブローのようにジワジワと上沢に効いていきましたね。
上沢を攻略するには低めをいかに見極めるかが重要なのですが、打者全員がその意識でボールを見極めて攻略できたのではないでしょうか。最後にダメ押しの追加点をするなど、攻撃は申し分ありませんでした。
投げる方では髙橋光成が相性に悪い日本ハム相手に好投しました。
ポイントは4回でしょうか。西川に安打を許し中田のところで3-1とカウントが悪くなるも四球を出さずに打ち取ったところですね。あそこで無死1・2塁になって近藤、大田、渡邉諒といつも打たれている打者に回れば確実に失点していたでしょうから。中田で切れたのは大きかったです。
10月14日 vs日本ハム20回戦
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
L | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 |
F | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 | 0 | 0 | X | 7 |
先発投手 L・浜屋 F・バーヘイゲン
スタメン 8金子、6源田、2森、3メヒア、7栗山、5スパンジー、9木村、DH山川、4外崎。
試合経過
初回に太田の2ランで先制され、4回にも中田のタイムリーとバッテリーエラーで2点を失うと、3番手の國場も6回に3点を失い0-7と一方的な展開に。
9回に川越の2ランで一矢報いますが反撃もここまで。日本ハム先発のバーヘイゲンを打ち崩せず2-7で敗れました。
戦評
浜屋がまたも制球難で4回もたず。初回に集中安打を浴びたからなのかストライクゾーンで勝負できなくなりましたね。
それでいてこの失点で済んだのは浜屋のポテンシャルなのでしょうが、いかんせん球数が多い。。これでは守っている野手もリズムが作れません。
打線もバーヘイゲンの前にチャンスが作れず。盗塁をしやすいピッチャーなので、足のある走者が出てかき回すというのが攻略のポイントなのですが、足のある走者が出ないんですよね。金子、源田、スパンジー、外崎というところで出塁したのが源田とスパンジーの2回だけ。盗塁はスパンジーの1個だけでは仕方ないですね。
前日とまったく逆の展開になってしまいましたが、開幕前に飛躍が期待されたあと、その後さっぱりだった川越に1発が出たのがせめてもの救い。
10月15日 vs日本ハム21回戦
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
L | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
F | 2 | 3 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | X | 8 |
先発投手 L・ニール F・マルティネス
スタメン 8金子、6源田、2森、DH栗山、7スパンジー、3山川、5中村、9木村、4外崎。
試合経過
先発のニールが大乱調。初回に近藤のタイムリーで2点を先制されると、2回にも近藤の2点タイムリーなどで3点を失い、2回0/3を投げて5失点でマウンドを降ります。
打線は直後の3回に森の3ランで反撃しますが、ニール以降のリリーフ陣も追加点を奪われ流れが引き戻せないまま3-8で敗れました。
戦評
中5日で前倒ししてニールを先発させましたが裏目に出ましたね。全くコントロールがダメでした。。
前日の流れのままそのまま引き続き試合をしているようで、森の3ランが出てもなんか逆転できる雰囲気はありませんでした。。
今季の対日本ハム戦の典型的な負け方。四球でランナーをためて中軸に連打を浴びて一気に畳み込まれるという。
今季は本当に日本ハムに相性が悪い。対日本ハム戦の戦績がせめて5分なら楽天の上くらいにはいるはずなんですが。。
勢いに乗るかと思ったら波に乗れない。今季を象徴するような3連戦でした。
10月16日 vsオリックス22回戦
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
B | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
L | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | X | 2 |
先発投手 L・今井 B・山岡
スタメン 8金子、6源田、2森、3メヒア、DH栗山、5スパンジー、9木村、4外崎、7川越。
試合経過
0−0で迎えた6回、今井がランナーをためたところで2番手の宮川に交代しますがモヤにタイムリーを打たれ1点を先制されます。
しかしその裏、ここまで抑えられていた山岡から2死1・2塁のチャンスを作ると5番栗山のタイムリーで2−1と逆転。その後リリーフ陣がリードを守りきり接戦をものにしました。
戦評
今井はよかったのか悪かったのか。
5回1/3で被安打2で1失点。これだけならまずまずな感じはしますが、与四球が6。。
初回の盗塁死と併殺、4回の吉田正尚のところでの二直併殺とオリックスの拙攻にも助けられましたね。特に初回は制球が定まらずランナーをためられると嫌なところで動いてくれたので助かりました。
まさかまだ西村監督が指揮しているのかと錯覚するような攻撃^^;
打線はワンチャンスをものにしましたが、札幌から冷え冷えの状態がまだ続いているのが心配。上沢から5点を取ったときのような点の取り方ができていないですね。。
最後は増田がハラハラさせてくれましたが、いつもどおりリードを守って3つアウトを取ってきたのでOK。ただ球数を要したので連投が難しくなりましたね〜。
10月17日 vsオリックス23回戦
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
B | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 1 | 4 |
L | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
先発投手 L・十亀 B・張
スタメン 8金子、6源田、2森、3メヒア、DH栗山、7スパンジー、9木村、4外崎、5呉。
試合経過
先発の十亀が好投し4回まで無失点に抑えますが、5回に大下のソロで先制されると6回にもモヤに2ランを浴び3点をリードされます。
打線は先発の張の前に散発の3安打に抑えられ沈黙。7回に2番手の漆原から外崎の犠飛で1点を返しますがこれが精一杯。1-4で敗れついに自力CS進出の可能性が消滅しました。
戦評
張もよかったんでしょうけど、打線が札幌から凍ったまま。。
今季初先発の十亀、久々の先発でしたがやっぱりこの人は先発のほうが合いますね。今までも先発のコマが足らずブルペンデーなんて日もありましたが、それなら十亀を先発で投げさせればよかったのに。
まあ、何か事情があったのかもしれませんが。。
結果的には6回3失点でホームランに泣きました。この日はモヤに投げにくそうにしているなと思ったらドカンといかれましたね。
これで自力CSの進出の可能性が消滅というところまできてしまいました^^;
10月18日 vsオリックス24回戦
TN | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
B | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 |
L | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 3 |
先発投手 L・松本 B・宮城
スタメン 8金子、6源田、DH栗山、3山川、7スパンジー、9外崎、5中村、2岡田、4山野辺。
試合経過
2回にオリックス先発の宮城を攻めて2死満塁のチャンスを作ると、金子が低めの球を上手くすくって2点タイムリーを放つと、続く源田にもタイムリーが飛び出しリードを3点に広げます。
先発の松本は5回に福田のタイムリーで1点を失いますが、6回を投げて4安打1失点の好投。抑えの増田が1点を失いなおも同点のピンチを招きますが、最後は小田を二飛に抑え1点を守りきり勝利。一日で自力CS進出の可能性が復活しました。
戦評
2回に金子のタイムリーがなかったらどうなっていたことか。難しいボールをよく打ちました。
それにしても勝ったとはいえ高卒1年目のピッチャーに抑えられてしまいました。今の打線の状態が冷え冷えとはいえ高卒1年目でこのピッチング。オリックスにまた新たな好投手が出てきました。なんでこの順位なのかサッパリわかりませんが^^;
さてこの日も増田劇場でしたがなんとかリードを守りきりました。1点取られてなおも1死1・3塁。同点を覚悟しましたが、ここで踏ん張るのはさすが。7回の森脇、8回の平良が安定しているだけに、9回の増田の不安定感が目立ちますが、今季は1回もリリーフ失敗はないですからね。
やはりリードして7回を迎えるというのが現状の必勝パターンです。
これで今季のオリックス戦は終了。11勝12敗1分と負け越してしまいましたが、投手力からいえばこういう対戦成績になってもおかしくないチーム。宮城もローテに入ってくれば来季は手強いチームになりそうです。
まとめ
対戦成績で負け越しているチームとの6連戦は終わってみれば3勝3敗。現状の打線の状態で考えると上出来の内容で、これもひとえに投手陣ががんばってくれたから。
ただもう残り19試合でこれではキツイ。一時的に自力CSの可能性も消滅したりと終戦の時期も近づいてきました。
上沢を攻略したゲームのようなつながりができれば勝てるはずなんですが。。
もちろん最後まで諦めていませんが、大型連勝がないと巻き返しは厳しい。そのためには今週の上位2チームとの6連戦が重要で、特に6ゲーム差で追う2位千葉ロッテとの3連戦は3タテしなければもうCS進出は難しいだろうなというところまできています。
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山端一弥
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