受験生時代、税理士試験の合格発表があるこの時期は毎年やきもきしていました。
家に帰ったら郵便が届いているかなとドキドキしながら帰宅の途について、郵便が届いていたら晩ごはんを食べてから落ち着いて見ようと、結果を受け止める心の準備をしていた記憶があります。
それでも現実に不合格通知のときはやっぱり一瞬は落ち込みますが、すぐに気持ちを切り替えて不合格科目に再チャレンジしていました。
目次
不合格のときはいいように考えてスイッチを切り替える
私が落ち込んだのは不合格の通知を見たその日ぐらいで、翌日からは次のように考えてスイッチを切り替えていました。
次の科目と結果待ちの科目の両にらみの勉強から解放される
以前の記事にも書きましたが、私は8月の税理士試験が終わった直後から、次の科目の理論を先行して覚えて、次の科目にスッと入って負担を少しでも軽くする方法をとっていました(ローリングスタートみたいな感じです)。
そして9月になって専門学校の授業が始まると、年内完結のコースを受講していました。
それと同時に試験直後から合格発表までの期間ずっと、結果待ちの科目の理論だけは通勤途中に頭の中で回していましたので、試験後から合格発表までの期間はハードな毎日を送っていました。
それが合格発表により、次の科目に進むのか結果待ちだった科目に戻って勉強するのかがハッキリするので、何か開放された感じがして、スッキリした気持ちで次の試験に向かっていけたのです。
不合格でも今年受験したときよりは有利な状況のはず
不合格で気持ちの切り替えができないという人は、おそらく専門学校のテストで合格圏内にいた人が多いのではないでしょうか?
専門学校の成績が散々だった場合は、合格発表までにある程度気持ちの切り替えができているはずなので、不合格だったとしてもショックは少ないと思います。
私も、法人税1年目のときは専門学校の授業の出席するので精一杯で、成績は散々でした。
不合格とわかったときも「やっぱりそうか」というぐらいで、次の受験に気持ちが切り替わっていました(当時勤めていた事務所を12月でやめて1年間受験に専念すると決めていたこともありますが)。
それに対し、専門学校の成績が合格圏内で本試験に手応えがあったのに落ちたときのショックは大きかったです。
ただ、このときもこのように考えました。
「成績上位の人が合格して抜けていき、新たに初学者が増えるのだから、経験者の自分は有利で、今年よりも合格する可能性は高いはず」。
もちろん油断と過信はいけませんが、専門学校のテストでももっと上位に入り、自信をもって安定した精神状態で本試験に臨めるはずです。
やっぱり経験者の強みは大きいですし、今回よりは次回の方が合格に近づいているのは確かです。
まとめ
税理士試験は長丁場の戦いになることが多く、モチベーションをいかに維持するかが大事な要素です。
落ち込んだままだと最後までたどり着きません。
私も5科目合格するまでに、6回の不合格通知を受け取ってきましたが、そのたびに上記のように考えて気持のスイッチを切り替えてきました。
来年は今年よりも合格に確実に近づいているはず。
そう考えてスイッチを入れてみましょう。
◆編集後記◆
カゼが治ったと思ったらまた新しいカゼを引いたみたいです。
今までこんなことはなかったのに歳のせいでしょうか?
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山端一弥
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