TUBEといえばもちろん夏ですが、冬にもたまに活動しています。
実際、デビューした1985年から1988年までは、夏と冬にアルバムを出していますし、2007年はそれまで毎年夏に必ずアルバムをリリースしていたのをやめて、12月にWINTER LETTERという冬のアルバムをリリースしています。
そこで、今回は冬にリリースされた曲の中から私が好きな3曲をピックアップして紹介します。
ちなみに「冬でごめんね」というのは、TUBEが冬にツアーをするときのツアータイトルなんです。謙虚な人たちですね。
目次
第3位 テ・ガ・ミ
「テ・ガ・ミ」は2007年の12月12日にリリースされたWINTER LETTERというアルバムに収録されている曲です。
実は、このWINTER LETTERというアルバムが私が一番好きなアルバムでして、私の中で夏と冬の逆転現象が生じています。
いい曲がいっぱい詰まっているんですよね。
Sony Music Shop 試聴| WINTER LETTER
9曲目に収録されている「テ・ガ・ミ」の好きなところは、メッセージ性の強い歌詞とメロディーですね。
メロディーを文章で伝えるの難しいんですが、ちょっと寂しげながらも力強いメロディーで、メッセージ性の強い歌詞にピッタリです。
現代のモノがあふれて便利なものがそろう世の中に対して、「それでいいの?」と問いかけるような感じが印象的です。
歌詞ではサビのこの部分が印象的です。
深く深く胸の奥の
幸せに積もる不安は何故
誰か 誰か 遥か未来に
届けてよ 過去からのメッセージ
モノがあふれて便利で幸せな世の中だけど、過去を忘れてはダメということでしょうか(浅い解釈でスミマセン)。
第2位 遠い日の君の姿
第2位もWINTER LETTERから。
11曲目に収録されている「遠い日の君の姿」がいいんです。
Sony Music Shop 試聴| WINTER LETTER
好きなところはサビ部分で、1番の歌詞のサビでは
会いたいよ幻でも もう一度だけ君に
さよならも云えないまま 見送ったはずなのに
出逢えたあの日の笑顔が
色褪せない I miss you
2番のサビ部分はもっとグッときます。
あんなにも胸の奥が枯れるほど泣いたのは
「さよなら」も君がくれた愛だと気が付いたから
止まった季節の向こうで
凍えてる I love you
私も昔の恋愛を思い出して、”あの「さよなら」は君がくれた愛だったんだね”と勝手に解釈しながら感傷に浸ってしまいます(たぶんそんなことは思ってないでしょうけど^^;)。
第1位 空と海があるように
2010年の12月8日にリリースされた曲です。
イントロのオルゴールの部分でまず引き込まれてしまいます。
もちろんメロディーもいいのですが、この曲の私が一番好きところは2番の歌詞のサビ部分です。
人は笑い涙しながら 愛をゆっくり育て
空と海に溶け合うように いつか光に還る
自分よりも大事な人を 想いながら
5年前に祖母の最後を看取ったときにも、この歌詞が頭の中を流れていました。
自分を犠牲にして家族のために苦労した祖母でしたので、私の母と私のことを想いながら光に還って行ったのかなと。
今は私にも養う家族ができて、愛しい娘もいます。
まだまだ先でしょうが、いつか私も子どもたちのことを想いながら光に還る日が来るんだろうなと考えてしまいますね。
この「空と海があるように」の初回生産限定盤には、わたせせいぞうさんの描き下ろしオリジナルコミックが付いていました。
主人公の男性が昔の恋人との想い出に浸りながら、想い出の場所に向かうというストーリーで、当時、彼女が言った「あなたがメリーゴーラウンドで1周している間に私は消えてしまうの。それで、いつかイルカになって現れるの。私の別れ方よ」というセリフを思い出します。
「なぜボクは別れてしまったのだろう」と考えます。
最後に、想い出の海に着くと、波間に1頭のイルカが現れますが、次の瞬間には消えてしまいます。
そのイルカが彼女だったのかどうかは分かりません。
彼女とどういう別れ方をしたのか、普通に別れたのか、もしくは死別したのかも分かりません。
読む人によって色々と想像させられてしまうストーリーですね。
まとめ
今回紹介した3曲は冬にリリースされた曲ですが、冬を思わせるような歌詞はありません。
それでもどことなく漂う寂しげな感じが冬を思わせるいい曲たちです。
ネットにあるYou Tubeを貼ろうかと思ったのですが、オフィシャルのものでもないだろうからと止めておきました。
試聴のリンクは貼り付けましたが、フルコーラスで聴いてみたい方は検索してみてください。
よかったら冬のTUBEもどうぞ。
◆編集後記◆
自分の好きなことを書くのはブログの醍醐味なんですが、やはりまだ気恥ずかしさがありますね。
この壁を乗り越えて行かねばなりません。
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山端一弥
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